『世界の七不思議』がシンプルになって帰ってきた!建てろそして殴れ!
目次
ざっくり解説
このゲームは資源、戦力、文明、勝利点の4つの要素を場のカードを取り合う形で獲得ゲームです。資源は増やすと、自分の国の七不思議を建築するのに使えます。
戦力は隣接2人と比較して高いと戦争が発生した時に勝利点がもらえます。文明は3シンボルあり、同じの2つか異なるシンボル3つでゲームを大きく有利にするタイルがもらえます。
これらを場のカードを取り合う形で行います。プレイヤーの両隣の山札(一番上は公開)か、場の謎のカードを引くの3択で悩むゲームです。
軍事、勝利点、文明、資源をプレイヤー左右の公開のカードか、中央の不明なカードからの3択で取っていくゲームだよ!
長所
ざっくり言ってしまえば『世界の七不思議』の『世界の七不思議:デュエル』良いところ取りなことです。かつそれらの要素がシンプルにまとまっています。
裏向きは建設中、表向きは建設済みの七不思議タイルが印象的です。建設するたびに表向きにしていきます。雰囲気抜群です。シンプルながら良いアイデアです。
各文明のカード・七不思議には専用のトレイが用意されているのも見逃せません。その分箱も大きいので一長一短ですが。
短所
シンプルになりすぎたこと。『世界の七不思議』シリーズはいずれもゲーマー向けですが、本作は大分ファミリー向けに舵を切った作品といえます。物足りないかもです。
左右のカードが要らないときは中央の山札から運ゲーするしかないこと。手軽なゲームですし、もう1回遊んだほうが精神衛生上良いのかもしれません。
ベストプレイ人数
4人~5人です。ですが比較的人数を選ばないようです。プレイ可能人数いずれも悪くないとのこと。7人が非推奨が3割程度いるかなぐらいです。
わりと「プレイヤー人数×プレイ時間」なゲームだと思っています。多すぎる人数の方が不向きかなと考えています。人数が少ないと手番が回ってくるのが早くなりますが、軍拡競争を避けにくく、すみ分けが難しくなる難点があります。悪くはないです。
人数少ないと軍拡競争になりがちなことが欠点です。しかし、人数多すぎると待ち時間が伸びます。となると間の人数がベストというのは頷けます。
個人的な感想
『世界の七不思議』+『世界の七不思議:デュエル』÷2したような作品です。両作品の良いところを抽出し、それらを簡素にまとめてファミリーゲームにした作品です。
『世界の七不思議』シリーズを冠するのはマーケティング上の理由でしょう。ゲーマー向けな本シリーズにしては手軽な作品です。『世界の七不思議』シリーズを冠するのは購買層のターゲティング的に正解なのかな?という疑問が若干ありますね。
プレイ回数は5回ほど。シンプルで手頃なファミリーゲームになりました。各要素のバランスは良好なあたりは間違いなく『世界の七不思議』シリーズを冠するに値する作品です。
勝利点カードに2点と3点があります。2点ものには中央の山札の一番上が見れる特権がついていることです。この辺のバランス取りのセンスは凄いと思います。
気に入ったので買いました。総カード枚数が200枚超でカードスリーブが大量に必要になるので、スリーブ派の方は覚悟の上でお買い求めください(笑)。
シンプルになって帰ってきた『世界の七不思議』だよ。余談だけど、2勝利点には僕のような可愛い猫が描かれているよ(笑)。