ボードゲーム

『世界の七不思議デュエル:アゴラ』レビュー

今度は元老院を巡ってデュエル!時はまさに大元老院時代!

ざっくり解説

 『世界の七不思議:デュエル』の第二拡張です。元老院と陰謀カードの概念が登場します。元老院はエリアマジョリティ(影響力比べ)の要領で6区画を取り合います。

 元老院は各区画を取ると布告トークンに描かれた恩恵を受けられます。ゲーム終了時に勝利点にもなるので積極的に争いたいです。また6区画全て占拠すると政治的優位による勝利が可能になりました。

 陰謀カードは特定の条件を満たすと引けるカードです。強力なものも多いですが、発動までの時間的コストが高いのでよく考えて使わないといけません。

 本拡張の一番のインパクトのある要素としては、青の建物が元老院アクションをする回数を増やす役割が与えられました。これにより途中終了のゲームでも青の建物が輝くようになりました。他にも追加のワンダー2つと進歩トークンも2つ追加されています。

大きく分けると取り合い要素の「元老院」、「陰謀カード」、「政治的優位による勝利」、「青のカードの価値向上」の4つが売りの拡張だよ。あとワンダーと進歩トークンも増えてるよ。

長所

 青の建物の強化。元老院アクションの回数を増やす役割が追加され、元老院の占拠の助けになります。途中終了のゲームでも使えるカードに格上げされています。

 政治的優位による勝利の追加による勝ち筋の増加。第四の勝ち手段の登場により、さらに悩ましくなった可能性があります。

短所

 直接攻撃の色が強い陰謀カード特に陰謀カードは相手から建物やワンダーを奪うカードがあります。まあ、陰謀カードは取得1ターン、準備1ターンと悠長なのが救いです。

 政治的優位による勝利が第一時代でも達成可能なこと。低確率ですが一応可能です。かなり賛否の分かれる要素といえます。

各セットとの組み合わせについて

 本拡張は第一拡張の『パンテオン』と混ぜても遊べますし、基本セットだけでも遊べます。本拡張入りの組み合わせは2パターンあります。

基本+アゴラ

 最初の導入に向いています。裏向きのカードめくらせハメが改善しないので、基本とプレイ感はあまり変化ないかもです。元老院の恩恵の分、ゲームがインフレします。

基本+アゴラ+パンテオン

 遊ぶならこちら。ただし複雑なので慣れが必須。元老院が強く無視できないので、科学が切り捨てられやすくなった印象。ゆえに一部神様の強さが変わります。

「基本+アゴラ」は導入向け、「全部乗せ」は慣れたらこっち一択かなと思います。科学が弱くなった印象ありますね。

個人的な評価

 『世界の七不思議:デュエル』の第二拡張として登場しました。第一拡張は不要ですが、真価を発揮するためには合った方が良いです。

 基本的に元老院は勝利条件にもなる上、得られる布告トークンが強いです。ゆえに元老院は無視できません。布告トークンは様々なコストを低減したり、ボーナスを与えるのでゲームをインフレさせています。

 「基本+アゴラ」は基本の欠点をそのまま継承しており、導入以外では不向きかなと。やはり長く遊ぶなら「パンテオンアゴラ拡張全部乗せ」の方が良いと思います。

 6回ほどプレイ。基本+アゴラを2回ほど、全部乗せを3~4回ぐらいです。ざっくりした印象として、青の建物が無視できなくなった+その代わりに科学が切り捨てられることが増えた感じがあります。

 またマウソロス霊廟のような捨て札を回収する系で、売却された議員カードを拾えるので元老院による勝利はかなり警戒しないと回避できません。なので全部乗せでも「主役は元老院」という印象があります。ちょっと元老院の主張が強すぎる気がします。

 さらに低確率とはいえ第一時代で勝利のリスクがあります。陰謀カードも悠長ですし、直接攻撃的です。個人的には現状本拡張はナシ寄りです。インフレで以前の要素を過去にするタイプのセットに感じました。

途中勝利の可能性があって、布告トークンによる恩恵、勝利点と強すぎな感あります。第一時代での勝利の可能性といい、元老院強すぎません?って思いました。自分はパンテオンまで派ですね。

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