ボードゲーム

『世界の七不思議:デュエル』改定レビュー

あのドラフトゲームの名作、再び!レジェンド級2人用ゲーム!

ざっくり解説

 カードドラフトゲームの『世界の七不思議』が2人用にアレンジされたゲームです。カードを取り合うのは同じですが、場から取り合います。

 カード列はざっくり半分が公開、残り半分ほどが非公開です。ピラミッド状に並べ、最下段のカード全てが取り合う対象です。

 そうして資源を集めたり、集めた資源でカードを建設したりします。また、軍事や科学の要素もあります。ざっくりいえば、どちらかを1人で偏って集めると勝利できます。

 軍事が科学で勝利できなかった場合、通常の勝利点を比較する形式で決着をつけます。途中終了を狙う・警戒しながら勝利点を集めていくゲームです。

公開されたカードを取り合う→取った建物を建てる→軍事か科学を1人で偏って集められると即勝利→でなければ勝利点を比較するゲームだよ。

長所

 わかりやすくお互いを意識しながらカードを取り合う必要があること。束から1枚取って回す本家と違い、駆け引き要素に慣れを必要としなくなりました。

 わかりやすいリプレイ向けの仕組があること。12種類ある強力な七不思議と、カード列の並び・取り除かれるカードのランダムがあります。何度も遊びたくなります。

短所

 裏向きのカードめくらされハメがやや不愉快なこと。選択の自由がなく、追加ターンを使わないと抜けられません。特に必須の資源生産(茶・灰)が取れていないとキツいです。

 要素が多く、一発で理解して遊ぶのが困難なこと。勘違い・ルーリングミスは慣れるまで起りやすい部類のゲームといえます。

ベストプレイ人数

 2人専用です。複数人で遊びたい場合『世界の七不思議』を買いましょう(笑)。

余談:『世界の七不思議』は駆け引きの方向がだいぶふんわりしているので、本作の直接的な駆け引きが合わない人におすすめできます。

個人的な評価

 名作ゲーム『世界の七不思議』を2人用にアレンジしたゲームとしてよく仕上がっています。どちらも甲乙つけがたいほどのセールスを誇っており、本家・2人用ともにレジェンド級ゲームと言えます。凄いことです。

 ゲームそのものは複雑な部類でゲーマー向けのゲームです。アナログでルールを間違いなく遊ぶのは難しい部類のゲームです。ボードゲームアリーナ等でプレイして慣れてから実物を買うという選択も十分にアリなゲームといえます。

 プレイ回数はおよそ30回ほど。拡張なしに絞ると10回程度。ボードゲームアリーナが中心です。基本セットのみだとカードめくらされハメが厳しいので、慣れてきたら『パンテオン』拡張はあったほうがいいです。

 駆け引きが直接的なことに抵抗が無ければ良いゲームだと思います。個人的には本家よりこちらが好きです。特に追加ターンの七不思議をどのタイミングで使うかが悩ましいですね。慣れは必要だけど、良いゲームだと思います。

ところで、世界の七不思議なのにワンダー12種類あるのはなぜ?某6人いる5人衆みたいなノリなの?

そこは触れないお約束!えー、駆け引きの直接性に抵抗がない+複雑なルールがOKな人には、一度は試してほしいゲームです。

拡張セットについて

 本作には拡張セットが2つあります。ざっくり紹介しておきます。

 指標となるプレイ回数として『パンテオン』10回以上、『アゴラ』のみ2回、『パンテオン』+『アゴラ』2回遊びました。

『パンテオン』:第一拡張セット。裏向きのカードをめくることにメリットが出るのが良いです。必須拡張と名高いセット。個人的に合わせて買って良いレベル。

『アゴラ』:第二拡張セット。第三の勝利方法が登場。青の建物のポジションが改善します。ただ慣れが必要で上級者向け。『パンテオン』なしでも導入可。

特に『パンテオン』は流通しているうちに押さえておきたいレベルです。『アゴラ』は本作の上級者向けですね。入手を慌てなくて良いと思います。

こちらの記事もおすすめ!