ボードゲーム

『アンクォール』レビュー

上手なお買い物にはセンスが要る!少しずつテクの差が出てくる渋いゲーム!

ざっくり解説

 『ジャイプル』の作者ポーコンの手掛けるお買い物ゲームです。ざっくり言えば『宝石の煌き』のようなチップを取る→取ったチップでお買い物といったゲーム性です。

 本作のユニークなのところは市場のタイルを補充するタイミングが任意で行えることです。値段・内容ともに大きく変動するので、自分だけ有利に補充できるタイミングを見測りたいです。

 購入したタイルを配置するタイル配置ゲームの要素もあります。この時に2×2の4マス集合を作ると、ピラミッド形式で上にタイルが置けます。この際にコスト割引があるのが面白いです。ざっくりいえば、最終的に同じ色・同じ動物のタイルをいい感じにうまく固めて置いた人が勝つゲームです。

ゲームは物々交換の時代がテーマって感じだね。僕の大好物の魚を交換に使うなんてとんでもない(笑)

長所

 基本は順当にプレイしていると大差がつかない調整されたゲームになっています。ちまちま積み重ねた優位性の差(アドバンテージ差)で勝つ印象で良いでしょう。

 2×2の上段への配置割引ルールと、同色のタイルを固めるルールが相反しやすいです。ここら辺を上手い事まとめるセンスが求められます。なかなか良い意味でむず痒いゲーム性になっています。

短所

 結局何で差がつくのかと思うぐらい地味なゲームです。地道なテクがじわじわ点差を生むタイプのゲームです。面白さの根幹となる部分がいかんせん地味です。万人には受けない可能性が高いと思います。

 人数にもよりますが13枚目のタイルでゲーム終了というのが早すぎます。得点計算を複雑にしない配慮でしょうが、2人プレイとかだとかなり消化不良なところで終わります。

ベストプレイ人数

 2人です。手番の数が多いほどゲームをコントロールしやすいので、少人数が向いていると明確に言えます。3人も悪くなく、4人は殆どゲームをコントロールできないでしょう。

 ただ2人で遊ぶと13枚目で終了というのがあまりに早い印象があります。もうちょい遊びたいぐらいのところで終わるので、2人用ルールがあればもっと化けるのになと思うゲームです。

管理人

2人用の丁度良いルールがあったら教えてやってください!

個人的な評価

 ざっくりいえば『宝石の煌き』と『ジャイプル』の市場コントロールの要素を足して2で割ったゲームです。そこにタイル配置の要素を加えて差別化を図った。そんな印象を持ちます。

 ゲームとしてはお買い物ゲームとして手堅い楽しさがあります。大差がつきにくく、直接攻撃もない。現代らしい安心して遊べる調整がなされたゲームです。

 反面、良さの要素が地味です。これが目玉とか、華のある要素と言われると非常に難しいゲームと言えます。じわじわテクの差で点数差が開くゲームなので、どちらかといえば玄人向けなゲームかなと思います。

 プレイ回数は1回。2人で遊びました。悪くないです。ゲームってこういう手堅いのでいいと思います。華はないけど、レストランの定番メニューとしてずっと君臨しつづけるタイプの手堅さを感じました。

 何よりタイル補充はタイミングが大切なんですが、やり過ぎると手損が激しいってあたりが悩ましいですね。タイルの積み上げルールもなかなか面白く、もう何度かプレイしてみたいと思う魅力を感じました。

地味だけど渋い調整が光る手堅い作品って感じだね。大佐さんが好きそうな感じ~

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