こんばんは、大佐です。最近ボードゲームアリーナにハマっています。中でも秀逸なのが「ターンベース」という方式で、数時間~2日ぐらいの間に手を打って手番を終了すればよいという方式です。
この方式の良いところと悪いところを今日は記事にしていこうと思います。これを読むことで「ターンベース」のゲームの良い点と悪い点がわかります。それでは参りましょう。
目次
ターンベースゲームのメリット&デメリット
ざっくり思いつく範囲で書いていきます。
- プレイにまとまった時間が必要ない。隙間時間でボードゲームを遊べる
- 参加する場所も選ばない。出先からや旅行先からも参加し続けることが可能。
- 持ち時間の範囲でならいくら長考しても問題ない(じっくり考えられる)
- 特に1手番の待ち時間の長いゲーム(特にアクションポイント制など)での待ち時間を他の事をしながら待てる。
- 勤務形態・休みの日が違うなど、活動時間帯の合わない友人とも気軽に遊べる。
- いつ手番が回ってくるのかと、私生活で気が散りやすくなる
- 参加中に事情が変わり、プレイ続行が難しくなる場合がある(救済制度あり)
- ゲームの方も私生活や他のゲームと同時進行になりやすく、1手の精度が落ちやすい
- 短時間のゲームでも、意思決定の回数の多いゲームは、めちゃくちゃ時間がかかる
- 人数が多いほどターンが返ってくるまでの時間が伸びる(ある程度制限は可能)
メリットについて
大きなメリットは以下の2つだと思います。
- まとまった時間と決まった場所を必要としない。時間と場所の制約が非常に緩くなる。
- 他のプレイヤーの待ち時間の長いゲームはゲームの根本的な短所が改善される。
1.時間と場所の制約が非常に緩くなる
これはメチャクチャ大きいですね。オフラインのボードゲームは決まった時間に決まった場所に集まらないとできません。ボードゲームは優秀なコンテンツなのですが、真価を発揮するには「決まった時間と決まった場所」という2つの制約が必要になります。
リアルタイムのボードゲームの場合、スマートフォンから遊べれば場所の制限は無くなります。しかし、時間は合わせなければなりません。
ですが、ターンベースなら「時間と場所」の2つの制限はかなり緩和されます。スマートフォンの電波さえ届けば、ビーチからでも、ハイキングの休憩中でもプレイが可能です。極端な例を出しましたが、これは凄いことだと個人的には思います。

2.待ち時間の長いゲームの短所の改善
待ち時間の長いゲームは、僕個人としては遊んでいて結構苦手です。テンポよくサクサク進むゲームが好みですね。ターンベースだと自分の手番が来るまで他の事をしていればよいだけです。
これに加えてデジタルボードゲームのメリットの「処理手続きの自動化」と合わせると、待ち時間・処理手続きの多いゲームはそれらが緩和され、プレイだけに集中できるといえます。
特に恩恵が大きいと思うゲーム2つ
個人的にターンベースの恩恵が大きいと思うゲームは以下の2つです。
- 『スルー・ジ・エイジス』
- 『キャントストップ』
特にBGAの『スルー・ジ・エイジス』は1ターンに複数手打つタイプのゲームです。手数分まとまったアクションを決めて行動する必要があり、かつ手番間の様々な手続きやチェックが多い部類のゲームです。このゲームはターンベースでのプレイのメリットがかなり大きいと思います。
もう1つ挙げるなら『キャントストップ』はダイスを何度も振るゲームなので、出目確定までの時間は案外バカにできません。特に自分がすぐペナルティで手番終了してしまうと、相手の手番を長く感じやすいです(笑)。

ターンベースだと待ち時間の問題が大幅に緩和されます。特にこのメリットはアナログではイマイチだったが、デジタルだと楽しいというゲームがでてくるはず。
デメリットについて
これも各々触れていくのはやめて個人的に大きいと思う2点に絞って話を進めます。
- いつ手番が回ってくるのかと、私生活で気が散りやすくなる
- 短時間でも意思決定の多いゲームは、時間がかかる
1.いつ手番が回ってくるのかと、私生活で気が散りやすくなる
これはあるあるですね。ターンベースの手番が回ってきていないかと、スマートフォンをチェック。そのおかげで作業ややるべきことの集中が断たれるなんてことも考えられます。
「隙間時間でできる」というのは「隙間時間を持っていかれやすい」の裏返しでもあります。時間を持っていかれすぎて、本来「やるべきだったこと」や「やりたかったこと」ができなくなっては本末転倒です。
「決まった時間以外は見ない」などルールを決めて遊ぶことが大切になると思います。隙間時間を奪われ過ぎているなと思う人は、そういう対策をするタイミングかもしれません。

2.短時間でも意思決定の多いゲームは時間がかかる
ターンベースは意思決定の頻度が高いほど、プレイ時間が伸びやすいです。例えば『サンクトペテルブルグ』ようにソフトパス制(パス抜けでないパス)を採用しているゲームなんかは、そうですね。本作は全員がパスしないと次のフェイズに移行しないシステムです。
なのでオートパス(次のフェイズまでずっとパス)機能がありますが、手動パス派が1人でも居ると、ゲームが間延びしがちです。短時間なのに意思決定の回数の多いゲームとしては、『ニムト』やベータ版の『ゲシェンク』なんかもそうですね。『ニムト』は未だに2月から参加している卓があります(笑)。

ざっくり言えば短時間のゲームでも、ターンベースは思っているより時間がかかります。気長に付き合っていく必要があるということは頭に入れておいていいかもしれません。
まとめ
- ターンベースのボードゲームの最大のメリットは時間と場所の制約が緩くなること
- 他に目立った利点は持ち時間の範囲なら遠慮なく長考して良いこと
- 逆に最大のデメリットは隙間時間を失いやすく、集中力を奪われやすいことです。
- 意思決定の回数が多いゲームは、時間が予想以上にかかります。上手く距離を置くことが大切です。
僕個人としてはターンベースのボードゲームは革命的な発明だと思っています。なのでメリット・デメリットともにうまく付き合っていく必要があると思います。メリットに共感してBGAなどターンベースのゲームを遊ぶ人が増えてくれると同時に、デメリットに気付き対策を講じるきっかけになればと思います。
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