ボードゲーム

『ブルームーンシティー』レビュー

8つの種族の能力を上手に使おう!クニツィアの隠れた良作!

ざっくり解説

 カードを使って滅んだ都市を再建するゲームです。カードは8色の数字があり、それぞれの建物は何色がどれだけの値が再建に必要なのか描かれています。

 建物を完成させるとボーナスが発生します。一番貢献した人にボーナスと参加した人全員に参加賞が与えられます。ここで集めたクリスタルはオベリスクの再建に使います。

 最終的にクリスタルを使って再建するオベリスクにクリスタルを奉納します。要は建物からクリスタルをゲット、クリスタルを勝利点にさらにコンバートするイメージです。

 カードには色(種族)ごとに特殊効果があり、『ブルームーン』らしさをアピールしています。これらを上手に使うこともゲームに勝つために必要です。

画像はボドゲーマから。日本語版の画像がBGGにないです。

カードを使って建物を再建するゲーム。再建されると決算で、クリスタル等のボーナスが配られ、それを使ってオベリスクを建てるゲームだよ。

長所

 8色あるが万能色能力が多く、意外となんとかなるデザイン。色の多さが運ゲー・噛み合いゲーになりにくいデザインといえます。この辺の調整が上手いです。

 完成済みの建物と隣接していると追加ボーナスが発生すること。これによりどの順番で建てていくか非常に重要になります。決算の順番が大事なイメージです。

短所

 必要情報の一覧がないこと。日本語版は説明書の後ろに唯一あるのみです。必要情報はボードに描いておくなどが当たり前の今日では、少し考えにくいデザインといえます。

 ゲーム難易度が高めなこと。基本ルールは比較的シンプルですが、2種類の決算と盤面情報の多さといいゲームはなかなか玄人向けなデザインです。少なくとも易しくはないです。

ベストプレイ人数

 3~4人です。どちらも甲乙つけがたく、良い人数です。人数が増えるほど手番数が減り、運要素が増えます。お好みの人数を探す形でプレイすると良いと思います。

 2人はやや賛否が分かれます。18%ほど反対意見はあるものの評価は概ね良いです。後半かなりインフレします。そこが許容できるかです。2人が許容できれば何人でも良いと言えます。

ベスト3~4人。人数が増えると手番数が減るので、個人的には3人が良いと思います。2人はやってみたけど、個人的には全然悪くはないです。

個人的な評価

 クニツィアの渋いゲームです。ゲーム性は一言で言うのが難しく、マジョリティのようでそうでない。なかなかありそうでないデザインのゲームといえます。

 『ブルームーン』の世界観を継承していますが、『ブルームーン』が好きな人向けというより、クニツィアが好きな人向けです(笑)。

 基本的にはライト層に受けるゲームというよりはコア層向けのゲームだと思います。クニツィア好きでも、本作を遊ぶ人はなかなか通だと僕個人も思います。

 プレイ回数は1回。2人プレイのみです。2人でも十分面白いですが、ゲームが長いので大差がひらきやすいです。構造上、大逆転は難しいのでその場合は投了したほうがいいです。

 2人は確かにやや賛否が分かれますね。ちょっとゲームが長すぎというか(笑)。だいぶ後半はリソースがじゃぶじゃぶになるので、やや調整が甘い印象があります。

 余談ですがメチャクチャ日焼けした日本語版を新品で半額で買えました。それぐらい不人気なゲームということです。良いゲームなのに勿体ないです。不遇の良作。

大佐さん曰く「間違いなく良作。ただ、遊んだ人は間違いなくマニアです。投げ売りされるほど不人気だが、やや不当な評価だと思う」とのこと。

 

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