果敢か弱気か、時にはリスクを乗り越えて勇気を示そう!
目次
ざっくり解説
このゲームではプレイヤーは魔女になり、薬品を配達していきます。薬の生成や配達はカードを使って行います。
各カードの効果には果敢(強気)な選択と、弱気な選択の2つがあります。果敢はハイリスク&ハイリターンで強力ですが失敗の可能性があります。弱気はその逆です。弱いけど効果は確実です。
果敢な選択は他人に後から被せられるとダメです。なので、アクションの読み合いが大切になります。上手に果敢な選択を通すことが肝心なゲームです。
薬の生成と配達を行うゲームだよ。各アクションには果敢と弱気があって、うまく他のプレイヤーの選択を予想し、果敢な選択を通すゲームだよ。
長所
基本的にはカードの読み合いと、果敢な選択をどこで通すかというシンプルなゲーム性です。果敢な選択は強いがリスクも高いので、読みが大切になります。
イラスト・内容物ともに寓話的な雰囲気があり、雰囲気は抜群です。ポーションはその形状をした木コマですし、雲はその形をした紙製タイルです。
短所
元祖の『魔法にかかったみたい』と比べて各手番の選択肢の余地が少なくなったと感じます。状況次第ではほとんど選択の余地がない場面も起こりえると思います。
果敢な選択をどこで通すかのゲームで読みやすくなったということは、実力者により有利に調整されたといえます。なので実力ゲー寄りだとプレイしていて思いました。
ベストプレイ人数
4人です。『魔法にかかったみたい』(以下オリジナル)が5人ベストですが、本作は4人ベストです。バッティングが起こることがこのゲームの肝なので人数は欲しいです。
とはいえオリジナルでは不向きだった3人が面白くなっているのは良い点といえます。3~5人はいずれもよく、2人は賛否両論の45%ほどが非推奨な人数となっています。
個人的な感想
オリジナルの『魔法にかかったみたい』をボードゲーム化したゲームです。基本的には果敢と弱気で悩むゲーム性は変わらず、ボード上の状況という推理情報が追加され予想がたちやすく調整されました。
半面荒っぽい展開にはなりにくく、調整されたゲームとしての側面が強くなりました。ハプニングを楽しみたい人にはやや不向きになったといえます。読み合い中心の実力ゲーとして舵を切った作品かなと思います。
プレイ回数は2回。4人プレイで2回遊びました。やっぱりオリジナルと比較してしまいますね。調整の結果オリジナルに比べると手の選択の幅が狭まり、窮屈な印象を受けます。
とはいえ、オリジナルはプレイヤー同士の読み合いが軸で、読み合いで負け続けると残酷なまでに負けるゲーム性です。なので本作とオリジナルのどちらが合うかは、人によるという部分が大きいです。僕は個人はオリジナルの方が好きです。
ゲーム強い人は本作。気軽に遊びたい人は『魔法にかかったみたい』が良いんじゃないかな?って大佐さんが言っていたよ。