ボードゲーム

『チョコレート・ファクトリー』レビュー

石炭がなければチョコを燃やそう!流れ作業の工場パズルゲーム!

ざっくり解説

 チョコレートの製造工場をテーマにしたゲームです。プレイヤーは工場を経営し、ベルトコンベアーで流れ作業でチョコをカカオ豆から加工していきます。

 チョコを加工する加工機や人材を全員で取り合い、工場に配置します。加工の工程では流れ作業で様々な機械でチョコを加工していきます。この時燃料に石炭が必要です。石炭は限られているのでどの機械を使うか悩ましいです。チョコも燃やせます(石炭と交換可)

 製造されたチョコを小売店に納入します。全員共通のデパートでは納入数を競う要素があります。最もお金(勝利点)を稼いだ人が勝ちです。

人や機械を取り合って、チョコを流れ作業で効率的に加工。その後は納入数やお題の達成を競うゲームだよ!

長所

 チョコの加工の工程が楽しいこと。流れ作業で機械をガチャガチャして、チョコをレベルアップさせていくのはパズルゲームとして面白いです。チョコ駒も素晴らしいです。

 お金の概念が実質ないこと。単に勝利点のみで存在し、最小のリソース(資源)でゲームが進むのは現代的で良いです。細かなやり取りが減るのでありがたいです。

短所

 チョコのレベルアップの際、何度もコマを交換する必要があること。お金のやり取りこそないものの、チョコのチョコチョコしたコマのとっかえは少し手間です。

 石炭の個数が少ないのに、ドラフトで手にする機械の標準コストは石炭2個必要という厳しさです。1個と2個は2倍違うので、ここの調整が少し粗っぽい印象があります。

ベストプレイ人数

 3人です。従業員・機械の取り合いの要素、デパートの納入数を競う要素があるので3人は欲しいです。4人は選択肢・時間が増えすぎるのか、イマイチという声が25%もあります。

 2人もかなり良く非推奨0票という素晴らしい人数です。裏のベスト人数と読んで過言ではなく、プレイ時間の短さといいかなり良い人数といえます。

 ソロ対応。ただし曜日ごとの雇い入れ・買い入れ制限が少々野暮ったいです。少し人を選ぶものの十分アリな人数と言えます。

人数的には3人≧2人>4人≧1人って感じですかね。まあまあどの人数でも良いです。ベストは3人と2人で個人差で別れうるって感じです。

個人的な評価

 ソロプレイパズル+取り合い&競争のゲームです。本質を抽出すると類似するゲームだと思うものに『ダイスホスピタル』があります。本作が『ダイスホスピタル』が好きならもう一方も遊んでみると良いでしょう。

 基本的にガチャガチャやってラインを動かすパズル要素が楽しいです。お金で悩まなくて良い分、石炭のやりくりが厳しいです。見通しもあまり良くなく、ややゲーマー向きかなと思います。難しめな印象です。

 パズルの楽しさと誰かが著しく不幸にならないデザイン。現代らしいゲームだと思います。ただ従業員の能力が全部テキストなところダメですね。ここは現代らしくないです。

 プレイ回数は2回。ソロ1回、2人1回。なかなか面白いです。チョコの入れ替えがやや手間です。しかし、ボードゲームアリーナで遊ぶとそれらの手間が無しに遊べます。

 個人的には石炭の厳しさと全店納入のボーナスがどこまでプレイの幅を制限しているか次第で評価はまだ動き得ります。もう少し遊んで検証してみたいです。

路面店のお題をクリアしていくのはデジタルゲームの『アトリエシリーズ』みたいな楽しさかな。ただ工場の効率化と石炭の管理が難しいね…。

そうですね。あと、このゲームやると凄くチョコを食べたくなります。食べるチョコも用意して遊びましょう(笑)。

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