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『クレイジー・タイム』レビュー

ルール違反です!知らないルールの違反を咎めてくるパーティゲーム!

目次

ざっくり解説

 ルールにのっとってカードに描かれた時刻を宣言しながらカードを出していきます。カードによっては時間が逆流したり、中央のカードタイルをタッチする必要がでてきます。

 カードをプレイする時にそれらのルールを実行できなかった。あるいは実行するべきでない場面でやってしまったらお手付きです。お手付きをできるだけしないゲームです。

 ゲームは3ラウンドあり、~3ラウンドの各ラウンドで最も成績が良い人は、知らないルールを追加されます(残りのメンバーは確認できます)。

 ルール知らない人も追加されたルールを守れなければ当然お手付きです。なんかこう、凄く理不尽なゲームで、それを楽しむゲームといえます。

写真はBGGから。いろんなエディションが存在するみたいです。

特定条件がそろったら指定されたアクションをしないといけないカードゲームだよ。知らないところでルールが追加される理不尽を楽しもう(笑)。

長所

 圧倒的な理不尽を楽しむゲーム性。ラウンドが進むとルールが追加されて、もうわけわからんことになります。お手付きしないことが不可能といっていいレベルになります。

 クイズ番組みたいな最終ラウンドの得点が大きいゲーム性。最終ラウンドだけお手付きの失点が有効です。加えて最終ラウンドがルールが一番多く、難易度が高いです。

短所

 ジャッジが必要なレベルの複雑さ。ルールが増えすぎると、プレイヤー同士だとルール違反に気付かないこともしばしば。審判が別に欲しいゲームといえます。

 慣れてしまうと面白みがなくなること。初見殺しを楽しむゲーム性なので、慣れれば慣れるほど面白みがなくなっていくこと。熟練すると面白みがなくなっていきます。

ベストプレイ人数

 5人です。面白さの半分がトップを残して新ルールの名前を付けること。知らないルール違反を咎めることなので、少ない人数だと楽しみにくいです。

 また追加される新ルールの数が3つです。人数が少ないと全てのルールを知るものが出にくいです。3人は明確にダメな人数で全てのルールを知る人が出にくい人数といえます。

ベスト5人。パーティゲームの宿命か人数が少ないと面白くなりにくいです。加えてジャッジも1人欲しく、人数が必要なゲームといえます。

個人的な感想

 理不尽を楽しむゲームだと思います。パーティゲームが好きな人にウケが良いらしく、そういう人には定番のゲームを狙えるポジションのゲームだと思います。

 難点は人数が必要なこと。ルール判定をする人が1人欲しいことです。これらを全て満たすにはボードゲームカフェで楽しむのが一番といえます。

 またパーティゲームは固定メンバーで楽しみ続けるのは難しいことが多いです。なので本作はボードゲームカフェや、ボードゲーム会で楽しむゲームだと個人的には考えます。

 プレイ回数は1回。これは酷い(誉め言葉)。自分はパーティゲームは好きではないので、お察しください(笑)。しかし、好きな人は間違いなく好き。それは確定だと思います。

 ぶっちゃけるとお手付きのあるアクションゲームだと、自分は『おばけキャッチ』の方が好きですね。多分本作を遊ぶより『おばけキャッチ』を遊びます。

 アイデアは悪くないですが、自分には合わなかったですね。パーティゲームが好きな人は遊んでみる価値はあると思いますよ。

大佐さん曰く「理不尽を楽しむゲーム。何回も遊ぶと面白みが減っていくのが残念。アクションゲームなら僕『おばけキャッチ』派かな」とのこと。

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