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『ディンゴの夢』レビュー

夢の中で故郷の地を思うディンゴ。彼を故郷に返してあげよう!

目次

ざっくり解説

 基本はスライドパズルです。5×5の25個のタイルに1枚のタイルを押し込んで、スライドさせて動かすパズルゲームです。それで特定の図形を作ることを目指します。

 タイルは表裏があり、基本は裏向きからスタートします。これがランダムに毎ターン表になります。特定のパターンを作るのは全て表向きのタイルで作る必要があります。

 表向きのタイルで最初に指定されたパターンを作った人が勝ちというシンプルなゲームです。上級者向けに表向きタイルを置いてはいけない箇所(難所)があるルールもあります。

基本は特定パターンを作ることを目指すスライドパズルだよ!

長所

 可愛いイラストの動物達とシンプルなパズルゲームというゲーム性です。子供やいろんな人と安心して遊べます。絵本みたいなテーマも想像力に訴えるものがあると思います。

 ランダムオープンのタイルの存在のおかげで、スライドパズルが苦手な人でも勝てる余地があります。万人向けの調整が利いているともいえます。

短所

 基本的にはスライドパズルが得意な人が有利です。統計を見るとかなりの実力ゲーで、強い人は統計的に7割ぐらい勝つみたいです。

 ちょっと日本での流通価格が高いことです。3000円ぐらいします。イラストが良いので仕方ないかもですが、『カルカソンヌ』ぐらいの値段がするというのは少し高く感じます。

楽しむコツは実力の近い相手と遊ぶことなんじゃないかなと思います。

ベストプレイ人数

 3人~4人です。2人でも問題ありません。つまり何人でも良いです。

 2人がベスト人数でない理由はおそらく、パターンの完成かそうでないかの極端なゲームになることが予想されます。スコアシステムが活きにくいですからね。
 ほぼソロプレイダイスゲームの『ヤッツィー』が3人ベストなのに近い理由かと思います。

個人的な感想

 シンプルな可愛いイラストで絵本みたいなテーマのゲームです。基本のルールもシンプルで子供だけでなく、老若男女問わず遊べる万人向けゲームになっています。

 ただ、基本のゲーム性がスライドパズルです。スライドパズルの得意・不得意が結構出るのが難点ではあります。そこを許容できる人には長く遊べるゲームの資質を持ったゲームだと思います。

 プレイ回数は2~3回。全てボードゲームアリーナで遊びました。基本ルールは配置制限がないので、オープンされたタイルだらけのゴリ押しでも上がれます(笑)。

 僕個人がスライドパズルがあまり得意ではないです。なので、誘われたら断らないけど、積極的には遊ばないかなぐらいのゲームに思います。

不確実なものをコントロールするゲームというより、パズルゲームとしての性質が強いゲームです。パズル好きな人向けかなと思います。

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