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デジタルゲームレビュー『ドーナッツ・ドド』

懐かしくも新しい!80年代風アクションゲームの良作!

目次

ざっくり解説

 pixle gameが開発したレトロ風ゲームです。『パックマン』や『ドンキーコング』のような短時間で遊べる80年代風アクションゲームです。

 基本的なゲーム性は敵を回避して、得点アイテムのドーナッツを全獲得すれば良いだけです。それを全5ステージ(アーケードは6ステージ)クリアを目指すゲームです。

 ステージごとに固有のギミックがあり、そのギミックを活かさないとクリアできません。固有のギミックがそれぞれのステージを個性あるものにしています。

 難易度も3段階あります。それぞれ敵が増えるので解法を変えないとクリアは難しいです。なので少ないステージ数でも結構長く楽しめる作品になっています。

画像は引用です。3面の観覧車ステージ。回る観覧車を足場に移動していくステージです。

長所

 現代的なプレイの快適性。やり直しがスムーズにできたり、移動が素早かったりと操作性は完全に現代のそれです。シンプルなゲームに現代性がうまくマッチしています。

 音楽がとても良い。当時のゲームっぽさをふんだんに感じさせながら、プレイ中の快適な操作性とマッチした軽快な音楽はプレイしていて気分が良くなること間違いなしです。

短所

 永久パターン防止キャラの不在。時間経過で死ぬことはなく、人によっては緊張感を欠くという方もいるかと思います。当時のゲームっぽさを減殺している要素ともいえます。

 コンティニュー不能なこと。昔のアクションゲーム特有の上手くないと全クリアできない仕様です。幸い難易度はイージーだと難しくないので、全ステージ拝むのは楽な部類です。

個人的な感想

 ルクセンブルクのゲーム会社pixel gameの作品です。当時っぽさを感じさせる軽快なサウンド、カラフルなゲーム画面と見ているだけで楽しい作品です。

 シンプルで見ている側も「1回ぐらいはプレイしてみたい」と思わせること間違いなし!それでいて決して簡単ではないクリアは要練習ゲームバランスは巧みなゲームデザインだと思います。

 遊んでみた感想は意外と難しいです。見た目は子犬なのに、意外と難易度はウルフでした(笑)。アーケード版はインカム結構稼ぐゲームになるなと思います。

 ステージ事の個性や音楽もさることながら、難易度の変化で解法が変わるのでボリューム不足感を感じることは少ないかと思います。

 スチーム版は520円(スイッチは800円ほど)で買えます。スチーム価格ならお値段相応のボリュームは十分あるかと思いました。

 「懐かしくも新しい」とゲームカタログwikiで評されていますが、まさしくその通り。昔のアクションゲームが好きな方はプレイしてみる価値があると思います。

 いきなり購入して遊ぶのはちょっと…と思う方はゲームセンターでも稼働していることがありますので、1プレイしてみるのも良いかもしれませんね。