ボードゲーム

『エミネント・ドメイン』レビュー

銀河帝国の拡大をテーマとしたデッキ構築ゲーム。目指せ宇宙一の帝国!

ざっくり解説

 銀河帝国の拡大を目指すゲームです。プレイヤーは惑星を探索し、それを自分の支配下するため入植するか軍事制圧します。それらのアクションはカードを使って行います。

 このゲームは自分の山札(デッキ)構築の要素があり、行ったアクションのカードがデッキに追加されていきます。同じカードは複数枚まとめて使うとより強力になります。

 デッキにカードを追加したり、削除(箱に戻す)したりして良い感じにデッキを仕上げます。そこに研究アクションで強力な技術カードを追加したりもできます。

 最終的にそれらに加えて制圧した惑星は、商品を生産・交易もできます。これらの要素のどれかに特化しつついい感じにまとめた人が勝つゲームです。

デッキ構築要素があるゲーム。5種類のアクションをカードを使って点を稼ぐゲーム。同じアクションカードはかためて使うと強力になるよ。

プレイ中の風景。戦闘機コマが良いですね。

長所

 相手のアクションに便乗できること。このゲームでは相手が行ったアクションに便乗できます。上手に相乗りできるとアクション効率が上がるのでその分有利になります。

 デッキいじりが楽しいこと。カードを追加、削除を行って丁度良く仕上げる必要があります。研究アクションでお買い物して手に入れるカードは中でも非常に強力です。

短所

 基本セット単体だとうち回しの幅が少ない印象があること。慣れたら拡張セットを入れて遊ぶことを強く推奨します。

 手札に残すカードの調整やデッキを仕上げる過程がかなり難しいこと。上手い人と初心者は勝負にならないレベルです。総じてかなりのやり込みゲーといえます。

ベストプレイ人数

 3人です。2人でも90%以上が推奨していて良いです。しかし、アクションの読み合いと便乗の要素があります。ある程度の人数はいたほうが良いです

 技術カードの枚数に調整がないので人数が多いと若干取り合いが激しくなります。ただ4人も9割以上が推奨しており、およそ何人でも良いといえるゲームです。

ベスト3人。人数が増えるほどゲーム性が変わるのもポイントです。人数が増えると誰の何に便乗することを目指すかの選択が大事になりますね。

個人的な感想

 作者は他に『クルセイダーズ』などを手掛けた人です。日本語版もリリースされた実績もあります。ただその後に出た拡張セットが日本語化されなかったので、埋もれてしまった可能性が高いですね。

 ゲームとしてはざっくり言えば、アクションは『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』に近く、そこに『ドミニオン』的なデッキ構築の要素を加えたゲームといえます。

 デッキ構築と相手アクションの便乗の要素の合体という、なかなか変態(誉め言葉)なゲームです。この2つの融合により上級者向けゲームの度合いはかなり高いです。

 プレイ回数は5回程度。すべてボードゲームアリーナで遊びました。慣れてくるとシンプルなゲームです。基本のアクション5種の読み合いですからね。

 良いと思うのがアクションの便乗ができないと補填のカードが引けることですね。便乗できないことを単にデメリットとしないゲーム性に深みを感じます。もちろんしないことを選択して引くこともOKなのもいいですね。

 面白いとは思うけど、何かかしらミスをして勝てないグループにいるというのが現実です。ゲームのルールはシンプルですが、習熟難易度は高くやり込める人向けのゲームです。

 ハマったら最低10回はプレイしましょう。どんどん見えてくるものが違ってくるはず。スーパーやり込みゲームです。まあ『ドミニオン』もハマれば10回ぐらいは遊びますからね。デッキ構築ゲームは皆やり込みゲーです(笑)。

大佐さん曰く「最初はゲームに翻弄されるけど、だんだん乗りこなせるようになってくるやり込みゲー。相手のアクションを読んで便乗しよう!」

拡張セットと日本語版について

 本作品は2011年にリリースされたゲームで、今日では入手困難です。プラス拡張セットが数種類あり、中でも『エスカレーション』は必須という人も多いです。

 また本レビューも基本セットのみのレビューです。『エスカレーション』拡張のレビューはおいおいレビューする予定です。

 ここで注意してほしいのが日本語版です。日本語版は拡張セットとカードの背中が違うので混ぜて遊ぶのは困難です。

色付きスリーブなら問題ないのでは?と思われますが、惑星カードは両面に大事な情報が描かれています。日本語版と混ぜるのは不可能だと思った方が良いです。

 なので拡張セットの導入を見込むのであれば、苦労してでも英語版を探したほうが良いです。それでも良いという方は日本語版を見つけたので是非どうぞ!

エミネント・ドメイン
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