『エミネント・ドメイン』第二拡張!エイリアンと小惑星が登場!
目次
ざっくり解説
銀河帝国の開拓ゲームの『エミネント・ドメイン』の第二拡張です。新要素としてエイリアンと小惑星が登場します。
元祖を知っている前提で書いています。基本の解説はこちらからどうぞ。
エイリアンは第四色目の惑星で、専用の技術カードも追加されます。固有の得意要素はあまりないです。その代わり翻訳機を通じていろんな役割の効果をブーストする変わった能力を持ちます。
小惑星は無色みたいな惑星で、得点と固有の技術カードを持ちません。クセはあるもののしっかり戦えるよう調整されているみたいです。
拡張としては本作と基本セットで遊べます。第一拡張と混ぜて全部乗せで遊ぶことも可能です。『世界の七不思議:デュエル』の拡張みたいですね。
第四色と無色の惑星が登場。他にも第一拡張と混ぜて遊べたりと、いろいろ遊び方、戦い方の選択肢が増える拡張セットだよ!
長所
遊び方が増えること。基本セット+第二拡張(本作)、さらに第二までの拡張全部乗せと2パターン増えます。そのためかなり、遊び方の選択肢が増えます。
本作と基本のみだと、エイリアンが強く調整されていると思うこと。新要素を使ってほしいのでしょうね。新しいことを試したくなるゲームバランスと言えます。
短所
同色の惑星を重ねにくくなった。今まで3色で遊んでいたのが実質2色増加します。なので同色を重ねるのが難しく、同色2~3個の技術カードの価値がまあまあ上がります。
アステロイドが地味で魅力を欠くこと。戦えないことはないが、固有の技術カードと得点無しで総じて地味な印象がぬぐえません。
ベストプレイ人数
3人がベストだと思います。BGGでは有効な投票数がないけど、ゲーム性の人数面の大きな変化はないと感じるので3人がベストなのは変わりないでしょう。
なので基本的には基本セットとベスト人数面では大差ないかと思います。ただ惑星カラーが揃いにくいのでデフレ&技術カードの取り合いの激しい4人は若干イマイチかもです。
推定ベスト3人。人数面を巡るゲーム性は大きな変化はないためです。個人的には2~3人ゲームかと思います。
個人的な感想
『エミメント・ドメイン』の第二拡張です。本作は第一拡張はカードバランスがかなり良いものの、使われる一部のカードの固定化はやっぱりあります。
なのでそこにちょっと飽きちゃったなという人向けに登場したセットという認識で良いかなと思います。第一拡張に飽きた人が手を伸ばすぐらいで良いかと思います。
いきなり本作まで手を出すのはおススメしません。まずは神拡張の『エスカレーション』からの段階的導入を強くおススメします。
プレイ回数は5回ほど。第二拡張のみを3回ほど。全部乗せを2回。個人的には全部乗せのが好きですね。第二拡張のみだとエイリアンをやらないと厳しいバランスかと思います。
総じて惑星の色が揃いにくくなるのがもどかしいですね。全5色は増やしすぎたのでは?と思う部分が結構あります。とはいえ現状、本拡張を所有する価値は十分にあると思います。
ですがあくまでも第一拡張をやり込んだ人向けと言う認識で良いと思います。無理にここまで買い進める必要はないかなと。マニア向けの拡張だと思います。佳作。
大佐さん曰く「アイデアは面白いし、悪くない。ただ基本は第一拡張の方が出来がよく、第一拡張に飽きてからのプレイで遅くないかな?」とのこと。