ボードゲーム

『フリート:漁業船団』レビュー

漁師になるのも楽じゃない!資金繰りカッツカツ経営の競りゲーム!

ざっくり解説

 漁師をテーマにしたゲームです。漁をするライセンス(許可)をお金で競り落とし、許可を取れた種類の船を出航させ、船長を雇って魚の入ったトロ箱を稼ぐゲームです。

 とにかく競りが厳しいです。ライセンスの最低入札金額が高い上、カードが1枚何役もこなすので他の事をするのにも残したいです。ちなみに借金はありません!

 ライセンスを競り落としたら、その種類と同じ船を出航させられます。これもカードとお金がかかります。しかし、船長を雇わないと魚は取れません。

 船はカードを1枚使って船長を雇うことで継続的に勝利点を生んでくれます。とにかく全てを手札のカードを使って行う必要があります。リソースの分配が難しいゲームです。

カードが1枚何役もするゲームだよ。しかもまず競り落としたいライセンスの競りがめちゃくちゃ厳しい!カードをどう割り振るかがポイント!

長所

 カードをお金にするのか、船(または船長)に充てるのかのジレンマがあること。カードの果たす役割が多く、リソースをどう分配するのか考える楽しさがあります。

 序盤の厳しさを抜けた後の達成感と快感。序盤はとにかく厳しいですが、ライセンスの効果などで終盤に楽になってくると、達成感と快感があるタイプのゲームです。

短所

 ライセンス最低入札金額が高いこと。序盤から鼻血が出るぐらい厳しく感じます。最もこれはゲームバランスを取る要素ともいえるので、賛否の分かれる要素かと思います。

 借金がないこと。この手の厳しい競りにつきものな借金のシステムは本作にありません。なのでプレイの幅は狭い部類といって良いかと思います。

ベストプレイ人数

 4人です。競りゲームは人数が多いほどお金の総量が増えます。なので人数が多い方が競りが過熱しやすく面白くなります。また3人は非推奨票0の裏のベスト人数といえます。

 2人はやや賛否こそ分かれるものの、7割の人が良いといっている人数です。競りゲーは人数が集まらないと立たないと迷っている方には朗報かもしれません。

競りは人数が多い方が楽しいですよ。しかし、本作は2人がやや賛否が分かれる程度で、ほぼ何人でも良い寄りです。

個人的な感想

 漁業をテーマにした小さくスタートして、徐々に自分の会社を拡大していくタイプのゲーム(拡大再生産)ゲームです。特に序盤の厳しさは特筆ものです。

 ライセンスを何枚か重ねていくとだんだん経営が楽になっていきます。拡大再生産の一番楽しい部分ですね。キツい序盤を抜けた後の爽快感・達成感が心地よい作品です。

 本作は日本ではあまり評価されておらず、評価のコメントはPlay:game、ボドゲーマともに少なく、知る人ぞ知るゲームの部類といって良いでしょう。

 Board Game Geekで6.9点。順位も1062位とそんなポジションの悪いゲームでもなく、ボードゲームアリーナに移植されるレベルには評価されているともいえます。

 プレイ回数は2回。全てボードゲームアリーナで遊びました。3人で2回と4人でプレイ中のが1ゲームです。現在となっては入手困難です。しかし、ボードゲームアリーナで遊べます。でよろしければ是非試してみてください。

 久しぶりにクニツィアでないシンプルな良作にあたったなという感触です。コンパクトで楽しい競りって感じです。どこまでライセンスを競って、どのタイミングで継続的な勝利点を生む船長付きの船を浮かべるかなど悩ましいです。

 悪くないです。もう何度か遊んでいろいろ検証してみたいです。コンパクトな競りの良作の予感を感じさせる作品です。知る人ぞ知る作品にしておくのは勿体ないなと思いました。

大佐さん曰く「コンパクトかつ、厳しい競りを楽しめる作品。カードが1枚何役もこなすデザインといい、なかなか光るモノがある」とのこと。

現存在庫について

 極めて出物待ちに近い状態です。Board Game Geekのマーケットも日本に発送してくれないものや高すぎるものが多く、入手は難しい部類といえます。

 駿河屋に日本語付きが4580円で1つ置いてあります。現状、現物が欲しい人で一番おススメはこれですね。よろしければ是非ご検討ください。

フリート:漁業船団(中古)4580円
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 2020年4月9日修正ゲームストアバネストさんに台湾版の在庫があります。僅かに言語依存がありますが、それでも良ければと言う人は現状これがおススメです。

 またグリフォンゲームズの公式通販なら本体だけでなく、拡張セット全部乗せの「コンプリート・バンドル」を買うこともできます。全然流通していました。すいません。

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