はるばるカンザスシティーに牛たちを売りに行く、カウボーイの物語!
目次
ざっくり解説
ベースは決まった数の範囲で好きなだけ進んで良いすごろく+デッキ構築のゲームです。スタート地点とカンザスシティーの間を往復して、せっせと繰り返し牛を出荷します。
牛は個別のデッキとして持っており、これを手く回すことが必要になります。途中の建物の効果でちょいちょい牛を売って小銭を稼ぎ、そして同時に手札も整えていきます。
大枠でいうとこれだけです。しかし脇を固める要素が多いです。列車を進める要素(出荷に関わる)、建物を建てる(通行料が取れたり有利になる)などなどがあります。
さらにそれらのアクションを強化する3種類の労働者があります。ざっくり言えば、牛を売ったお金を稼ぎ、それを勝利点に変えていくゲームです。
基本はスタート地点とカンザスを牛の出荷のため何往復もするゲーム。出荷で得たお金を使って、勝利点さらにお金を稼ぐゲームだよ!
長所
牛デッキのマネージメントが面白い。カンザスでは各種類1枚しか売れないので、カンザス入りするまでに丁度よく手札を整える必要があります。この辺は面白いです。
いろいろガチャガチャいじれる要素が多くて楽しい。鉄道・駅・労働者・建物・牛デッキなど、弄り回せる要素が多いです。ハマる人はとことんハマる要素があります。
短所
要素が多く一度のゲームで全てを理解するのが困難なこと。基本はシンプルだけど、ゲームの全てを理解して遊ぶのは2~3プレイはかかるのでは?と思います。
多少、変化やパワーアップがあるとはいえ、基本繰り返しが中心なこと。長時間なのも相まって、プレイ時間を長く感じる要因といえます。
ベストプレイ人数
3人です。ボードに調整がなかったと思うので、人数が減るとボードが広くなり、増えるとパツパツになります(笑)。とはいえ調整なしで十分です。何人でも楽しめます。
2人も悪くないです。個人的には2人が好きですね。人数が増えると待ち時間も増えるので少ない方が好みです。4人も悪くないとのことですが、初回に4人はおススメしません。
総じて何人でも良い寄りです。自分に合う人数を探すと良いでしょう。初回は少ない人数が個人的にはおススメです。
3人ベスト。ボードに人数別の調整はないけど、何人でも良く作られています。初回は少ない人数でのトライを僕は勧めます。
個人的な感想
『マラカイボ』、『モンバサ』などを生み出したアレクサンダー・フィスターのゲームです。ボードゲームアリーナに移植されたら、すぐに人気トップ10ゲーム入りした実力派です。ゲーマーからの評価は高く、人気のタイトルの1つといえます。
ただ好みはそこそこ分かれると思います。色々ガチャガチャいじれるのが楽しい人と、複雑すぎと思うひとと明確に分かれるゲームだと思います。
ボードゲームアリーナでプレイ可能なので、一度遊んでみてから購入を検討しても遅くないと思います。対戦相手に困ることはないです。
プレイ回数は3回。一言でいうとやや苦痛な長さかなと思いました。繰り返し+パワーアップのゲームなので、繰り返し部分を長く感じる人もいると思います。
地味な積み上げが大事なコツコツとしたゲームです。実力者に運で勝てないことはないです。ただ最低限度のセオリーを知らないと難しいです。
悪くはないですが、おそらく2人以外ではプレイしないと思います。3人はプレイしていますが、2人から通行料ハメされていて投了したい状態に陥ってます(笑)。
大佐さん曰く「地味で繰り返しが多く、ダイナミックな要素は少ない典型的ゲーマー向けゲーム。2人でデジタル環境なら遊ぶかも」とのこと。