ボードゲーム

『ヒバチ』レビュー

チップを投げて素材獲得!狙った場所に投げるのは意外と難しい!

ざっくり解説

 プレイヤーは料理人です。素材を獲得するためにチップ(カジノチップ)を投げて、素材を獲得します。ボードにチップを投げて、素材が描かれている箇所にコインが乗るとその素材が貰えます。

 チップには価値が描かれており、高い価値のチップほど他人と競合(バッティング)した時に素材の取り合いで有利です。その分、素材を高く買う必要がでてきます。なので高いチップほど強いわけでもないです。

 このゲームにはお金の概念もあって、獲得した素材を売買することもできます。売らないと少し資金繰りが厳しいので、時には獲得した素材を売ることです。それらを繰り返し、合計で3つの料理を作った人が勝ちです。

チップを投げる→素材をお金で売買→買った素材で料理→合計3つ作ったら勝ちってゲームだよ!

長所

 コイン投げの結果、他人のコインを追い出すこともしばしばあります。狙ってもいいですし、ハプニングとして起こる場合もあります。この辺もなかなかやっていて楽しいです。

 外した人への救済として2個で素材としてオールマイティーの「チリ」が貰えることです。ただし、ボードの中には入っていないといけないので、適当に投げて貰えるわけではないあたり良いバランスです。

短所

 素材の売買の概念が半分死んでいることです。特に外した時の救済の「チリ」が無償で手に入るのがそれを助長しています。あまりお金には困らないだけに、ゲームの時間を間延びさせている存在に感じやすいです。

 4つあるアクションスペースがとても小さく、狙うのが難しいです。同じアクションを狙う人がいると追い出されるリスクも大きいです。この小さいスペースがコイン投げの実力ゲーを加速させている部分もあります。

ベストプレイ人数

 4人です。素材の取り合いの概念があるのと、場所の取り合いがあるので人数は多い方が楽しいです。3人は十分良く、2人はちょっと寂しいですね。ハプニングも起こり難く、投げ込み実力ゲーになりやすいです。

 チリが10枚しかなく、ストックのチリが尽きると全員の手持ちチリをストックに全部返す「チリバースト」があります。人数が少ないとバーストリスクも低くなるので、ヌルゲーだと思いやすいです。

人数別の調整がないので、人数が多いほど楽しく、人数が少ないほどのんびり遊べるよ

個人的な感想

 元々は『サフラニート』と言うゲームがリメイクされて本作になりました。元々のテーマはかなり硬派な見た目でゲーム性とのミスマッチがありました。リメイクされて可愛くなり、アクシデントが起こるゲーム性とマッチしたテーマへとモデルチェンジできたと思います。

 基本的に行うべきアクションは自明で、それが行えるかがコイン投げというランダムな要素で難しくしたゲームです。なので、あまり悩ましいことはなく、コイン投げの結果を楽しむゲームって感じです。

 どちらかというとパーティゲーム寄りです。ワイワイとコイン投げの結果に一喜一憂すれば良いタイプのゲームです。その点で言えばオリジナルの硬派テーマは要らなかった説が僕の中では有力です。

 プレイ回数は1回。基本的にお金の概念は必要ない思います。ゲームの時間を間延びさせていると感じました。そこをスッキリさせて30分ぐらいで遊べた方が「もう1回!」となりやすかったのでは?と思います。

 アクションの自明度は高いので、ゲーム中に悩ましい場面はあまりありません。コイン投げが上手くいくかどうかが全てで、投げると妨害・アクシデントが起こらない限り狙えます。

 とはいえ妨害やアクシデントはまあまあ発生します。技術の飽和点(これ以上上達しても意味は薄いよ)というラインは高くないと思いますので、慣れれば慣れたなりの楽しさがあると思います。

個人的にはパーティゲーム寄りかなと思いました。テーマのモデルチェンジはやって正解ですね。悪くないけど、たまに遊べれば十分かなというゲームです。

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