ボードゲーム

『アイム・ザ・ボス』レビュー

足りない親戚はそっくりさんで代用!ハチャメチャ交渉ゲーム!

ざっくり解説

 交渉をテーマにしたゲームです。プレイヤーは手札のカードと手持ちの親族タイルを使い、取引を完了させその報酬を分け合い(または独占し)ます。

 取引は報酬と必要な親族の組み合わせが決まっています。基本、親族は1人1~2人を担当していて、足りないことが多いです。ですが足りない親族は他の人の協力を仰ぐ、またはそっくりさんカードで代用することが可能です。

 さらに面白いのは、そっくりさんや親族を取引に噛ませたくない場合、無理やり旅行カードで旅行に行かせる(いない扱いにする)ことができます

 さらにそれらの理不尽なカードを止めるストップカードがあります。それらを駆使して、味しい取引に乗っかって稼ぐゲームです。おバカ系ハチャメチャ交渉ゲームです。

交渉ゲームで、うまくオイシイ取引に乗っかろうとするゲーム。足りない人員は協力を仰ぐかそっくりさんを用意しよう!逆らうやつは旅行行きだ!

長所

 良い意味でおバカ(誉め言葉)なゲーム性。そっくりさんで代用するとか、旅行に無理やり行かせられるとか、もはやギャグマンガの世界!すさまじい世界観のゲームです。

 おバカなゲームだけど、しっかり考えどころはあること。カードを使うタイミングは重要で、特にストップカードを使うタイミングは非常に大切です。

短所

 投資カードがあまり強くないこと。3枚揃えないと使えない(それに見合う効果はあるにはある)、ストップカード1枚で止められる(3対1交換)のでイマイチに感じます。

 友情破壊ゲームの側面があること。分け前の取り合いと直接攻撃の2つが主役なので、気を付けないと場の空気が悪くなってしまうこともありえます。

ベストプレイ人数

 6人です。親族は全員で6人いて、1人1役(3人は1人2役)を担当します。また全体の手札のカードの総枚数が人数が多いほど多くなるので、絶対に多いほうが楽しいです。

 人数が少ないとダメです。4人がギリギリで78%の人が推奨するラインです。3人に至っては7割弱の人が非推奨の明確にダメな人数といえます。実質4~6人ゲームですね。

昔のゲーム特有の「人数別の調整のほぼないゲーム」です。楽しく遊びたいなら5人は欲しいですね。

個人的な感想

 『アクワイア』、『キャントストップ』などをデザインしたシド・サクソンの作品です。そっくりさんで代用したり、旅行に無理やり行かせるおバカな雰囲気全開のゲームです。

 古いゲームなので人数別の調整がほぼないのがネックですが、人数を集めて遊ぶとそのなんともいえないおバカな世界観に浸れること間違いなしです。

 かといって全く戦略性がないわけでもなく、カードを使うタイミングが非常に重要になります。この辺は流石にレジェンドデザイナーのサクソンの職人的デザインといえます。

 推定プレイ回数は3回ほど。4人が多かったですね。4人だと親族が2人中立(投資カードで雇う必要がある)なので、やや不向きな人数に思います。

 ボードゲームアリーナでプレイ可能。しかし、推奨しません。交渉の際こちらからオファーが出せない仕様が致命的です。なぜそうしたのか…。遊ぶのに差し支えるレベルです。

 人数を集めないと楽しめないのがネックですね。そこをクリアできるなら、なかなか楽しくおバカをやれて戦略性もあるゲームとして楽しめます。よいゲームだけど、人数の都合上なかなか立たない不遇なゲームです。

大佐さん曰く「友情破壊ゲームの側面があるが、おバカで楽しく戦略的要素もしっかりある。ただ人数がたくさん必要なのがネック」とのこと。

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