スタートワールドとゴールタイルが登場!速さは終端へと向かう!
目次
ざっくり解説
『ジャンプドライブ』の拡張セットです。元ネタとなった『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』でお馴染みのスタートワールドと、ゴールタイルが登場します。
スタートワールドは地味ですが商品の色カウントを増やしたり、ちょっとだけアイコン能力のブーストになったりします。
これによりゲーム毎に有効なカードが変わりやすくなります。ゴールタイルも打ち方をある程度合わせる必要があります。どちらもリプレイ性を高めてくれる要素といえます。

余談だけど、スタートワールドで「アルファケンタウリ」や「ニュースパルタ」など元祖でお馴染みのカードも登場するよ!
長所
スタートワールドとゴールタイルでリプレイ性が増すこと。ゲーム毎に強い戦術・カードが変わるので、ゲーム毎の変化が明確に増える拡張セットといえます。
元祖で弱かったカードも上方修正される拡張セットであること。特にスタートワールドのおかげで高数値の軍事カードなどもだいぶ使いやすくなります。
短所
ゲームテンポの若干の悪化。後半はカードを出すたびに都度、ゴールタイルの達成チェックをする必要があり、ゲームテンポが悪化します。
価格が高いこと。チップ・カード・タイルだけで20ドルぐらいします(約3000円+送料)。現状個人輸入するしかなく、国内で扱うにしても4000円越えは確実でしょう。
ベストプレイ人数
元祖が3人なのでおそらく変更はないかと思います。かつ人数が増えることによる変化はさほどないと思います。2人もかなり良いです。
5人までプレイできるようになりますが、5人はすこし多すぎるかと。ゴールタイルのチェックが面倒になるのでゲームには問題ないにしても、あまり推奨しない人数です。
3人。基本は元祖と変化ないと考えます。個人的には5人もできるようになりましたが、チェック作業の煩雑化のためあまり推奨しない人数かと
個人的な感想
元々『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の簡易版として登場した『ジャンプドライブ』の拡張です。
本拡張で元祖でお馴染みのスタートワールドたちが登場します。「アルファケンタウリ」などおなじみの顔が拡張セットで追加されるのは、不思議な気持ちになれます(笑)。
有名ゲームの拡張セットの割にBGGでもレーティング評価などが少なく、あまり評価されていません。なのでこのレビューはもしかしたら貴重なものになりうるかと思います。
プレイ回数は10~15回。2日に渡って半合宿的に遊びました(笑)。ゴールタイルなし5回ぐらい。ゴールタイルあり10回ぐらい遊んでいます。めっちゃやりました。
やはりスタートワールドは必須かなと。カードの価値がプレイ毎に変わるので、絶対あった方がいいと思いました。スタートワールドは基本セットに欲しいレベルです。
ゴールタイルもありだと思います。コスト低減効果のおかげでインフレなゲーム展開を楽しめます。元祖の第三拡張の威信をうまくバランス調整したような側面もあります。
ただお値段が…ですね。元祖の拡張もお高いことで有名でしたが、本拡張もお安くありません。そこだけがネック…。
なぜ本国でもあまり遊ばれていないのか疑問に思うぐらい出来は良いです。傑作。トム・レーマンか『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が好きならマストプレイです。
大佐さん曰く「必須拡張。スタートワールドはなぜ基本に入っていないのかレベル。『RFTG』かレーマンが好きならマストプレイ。傑作」とのこと。