ボードゲーム

『ジャンプドライブ』レビュー

飛び出せ!宇宙の彼方まで!!銀河帝国を拡大しよう!

ざっくり解説

 銀河帝国の拡大をテーマにしたゲームです。基本はカードを建てるためにコストとしてカードを捨てて、建てた建物の効果で次の建設が楽になる。そういうゲームです(※1)。

 建物の効果はカードが引けたり、勝利点が貰えたりと様々。また特定のカード名やカードタイプを参照するものがあり、カード間のコンボの要素もあります。

 最終的に勝利点が50点を超えた人が出たらゲーム終了。最も勝利点が高い人が銀河の覇者となります。

※1:この複利のようなシステムは俗に拡大再生産と言われています。

画像はBGGから。こんなゲームです。

建物をカードを払って建てる→建物の効果でカードが引ける→次の建設が楽になるという、典型的な拡大再生産ゲームだよ!

長所

 拡大再生産の良いところを短時間で味わえること。カードを払って建てた建物がカードを生んで、次の建設が楽になる複利のようなシステムは嫌いな人は少ないはず(笑)。

 建設のパスが単なるネガティブ要素でないこと。戦略的パスとなるよう調整されています。引きが悪くてもある程度戦える仕組みが用意されていると言えます。

短所

 ほぼ完全にソロプレイなこと。ここは明確に好みが分かれます。例えるなら『ヤッツィー』ぐらいソロプレイで、スコア以外は競うところがほぼない感じです。

 勝利点をチップでやり取りしないといけないこと。特定シンボルの個数などを参照するものがあり、手続きは簡素とは言い難いです。ゲームテンポを悪くしています。

ベストプレイ人数

 3人です。ソロプレイ度が高いためか、プレイ可能人数(2~4人)のどの人数でも問題ありません。しいて言うなら4人は若干多すぎかな?ぐらいの程度です。

 人数毎のゲーム性の変化はあまりないです。山札のカードが何枚出回るか(あるいは山札が何週するか)が変わるかなといったところです。

3人ベスト。ほぼソロプレイだけど3人ベストなのは『ヤッツィー』と似てますね。拡大再生産版の『ヤッツィー』と言えるゲームかもです。

個人的な感想

 トム・レーマンの傑作カードゲーム『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』(以下『RFTG』)の世界観そのままに、さらに要素を削ったゲームです。

 かつて自分がリリースしたゲームに要素を減らしたり、足したりする試みはある意味ボードゲーム界ではお馴染みといえます(笑)。ク〇ツィアとかもよくやりますね。

 シンプルに短時間で人気のジャンルの「拡大再生産」を楽しめるゲームに仕上がっています。その反面、がっつりその他の要素を削った結果ほぼソロプレイになりました。

 プレイ回数は15回ぐらい。全てボードゲームアリーナで遊びました。BGAでは諸手続きが自動化されており、このゲームの良さ・強みを最大限に発揮できる環境といえます。

 遊んでみた感想は元祖の『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』とプレイ時間で大差がないので、読み合い要素を抜いた本作をわざわざ遊ぶかと言われると難しいです。

 ただ、ボードゲームアリーナでならさくさく遊べるので全然遊ぶと思います。現状買うことはないでしょう。悪くないんですが、比較対象が強すぎて佳作以上になりえないかなと思いました。

大佐さん曰く「どうしても『RFTG』と比較される運命にあるゲーム。両方ともBGAにあるので遊んで比較することを強く推奨します」とのこと。

 

 

 

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