ボードゲーム

『魔獣の王』レビュー

モンスターの中で王を決める方法!以外っ…!それは選挙っ…!

ざっくり解説

 6匹のモンスターから魔獣の王を決めます。なぜかモンスターたちなのに超民主的に選挙で王を決めることになったみたいです(笑)。

 カードを出す時にモンスターに投票する分、自分が誰を支援するかのカードを分けます。投票すぎると点になりません。支援しすぎるとモンスターが勝てません。

 最初に6枚分投票されたモンスターが王です。王とベスト3以内になるモンスターに支援していた人がより1枚1点の勝利点を獲得します。王だけは2倍の1枚2点になります。

投票と支援のバランスが大事なゲーム。投票しまくってもダメ、支援しすぎてもダメ。ザ・クニツィアジレンマ!

長所

 投票と支援の分かりやすいジレンマ。投票し過ぎると点にならず、支援しすぎるとトップ3に入れないことも…。超分かりやすいジレンマがあります。

 短時間で1ゲームを遊べること。1プレイ15~20分ぐらいで遊べます。手軽なプレイ時間なので数回遊んでトータルスコアを競う形がおススメです。

短所

 難しいゲーム性。”ルールが簡単なことは、必ずしもゲームが簡単ではない”を地で行くゲームです。おそらく4人以上でゲームを1人でコントロールすることは難しいです。

 コントロール幻想疑惑のあるゲーム性。結局集団の流れには逆らえず、大きな流れに乗れるかどうかが大切な感があります。制御不能なゲームなのでは?と思っています。

ベストプレイ人数

 一般的には4人とのこと。BGGの投票数が少ないのでアテにならないかもです。このゲームは制御できると噛み合うカードを引けるかどうかが大きく働き、人数が増えるとコントロールが困難になると考えています。

 またこのゲームは技術要素として「読み合い」のウエイトが高く、人数が少ないと運ゲーに傾くという評価なのでしょう。なので4人は欲しいって感じかなと思います。

BGGの投票数は2票で4人ベストとのこと。まあ、4人ぐらいがちょうど良いでしょうね。3人はドロー噛み合いゲーな感じがなくはないです。

個人的な感想

 クニツィアのわかりやすーいジレンマをテーマにしたゲームです。通称クニツィアジレンマを分かりやすく感じることのできるゲームといえます。

 他のエディションとして『カップケーキの女王』があります。こちらの方が投票フレーバーが良く活きていると思います(魔獣が投票で王を決めるよりは)。

 基本的には短時間でクニツィアジレンマを堪能でき、クニツィアが好きな人なら是非所有しておきたいタイトルの1つなんじゃないかなと思います。

 プレイ回数は2回。いずれも5人で遊びました。少し人数が多すぎた気がします。噛み合うカードが引けないと何もできない感がありました。

 個人的にはコントロール幻想(制御不能なものを制御できていると思い込む勘違い)の可能性を感じます。とはいえ同じような傾向だと思う『トレンディ』よりは好みですね。

 とはいえ他人の動向を読むゲームは『メンバーズオンリー』や『交易王』があるのでそれを超えるかは疑問に思います。4人でもう2回ぐらい遊んでみたいですね。要検証です。

また出たこのフレーズ(笑)。大佐さんは読み合いのゲームはどうも『交易王』と『メンバーズオンリー』と比較したがるクセがあるみたいだね。

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