王党派か革命派か?争いの風向きを読んで、勝ち馬に乗れ!
目次
ざっくり解説
このゲームは青(王党派)と赤(革命派)の2色のカードの数比べです。プレイヤーは手札を11枚持ち、1枚ずつプレイして数比べを行います。カードの数値は0~5です。
この時に場の合計数値の高い色が勝利します。勝利した色で最小の数値を出した人がこの回出されたカードの束を受け取ります。この時束の一番上のカードは勝利した色のカードを置き、どちらが何回勝ったのかカウントします。
これをどちらかの勢力が4回勝つまで繰り返します。4回勝った方が今回の勝利した色(勢力)です。手札に残った勝利した色1枚が1点、数比べの際に受け取った束の中で勝利した色のもの1つに付き1点になります。何回かやって最も点の高い人が勝利します。
2色のカードの数比べ→どっちかが4回勝つまで繰り返す→勝った色の手札残りカードと、取った束の中で勝った色のものが点数になるゲームです。
長所
低い数字もバッティングする(同じのが出される)と束が受け取れません。なので0だけでなく、1や2にもしっかり出番のあるデザインになっていると言えます。
高い数字を出せば、その色を勝たせられるが束を取れないこと。かといって低い数字を出せば、そもそもその色が勝たないし被ると束も取れないことです。
典型的なあちらを立てれば、こちらが立たずなゲームだね。クニツィアジレンマ全開!
短所
シンプルすぎること。少し単調なゲームになったしまった感があります。推し勢力のカードの反対勢力の弱いカードを出すことの裏目が少ないです。
基本手札に残ったカードが点になるルールは頑張らなくても達成できます。なので人に頑張らせるムーブが強いです。これで勝った時は非常にあっけなく感じられます。
ベストプレイ人数
まずこのゲームにはロシア革命(全員同士プレイ+山札NPC)と、フランス革命(順番出しNPC無し)の2つに分かれます。
このゲームは取った束の数が人数が多いほど分散しやすいです。束の点数の重要性も担保しつつとなると人数は少ない方が良いです。なので3~4人が良いと思います。
もう少し深堀りすると、場に出るカードが偶数の方が数字の重要性があがります。なので同時公開のロシア革命は3人(次いで5人)。フランス革命は4人がベスト説を提唱します。
場に出るカードが奇数だと枚数勝ちした勢力が勝ちやすいよ。数字の意味が薄くなりやすいので、場のカード枚数が偶数になる人数を強く推奨するよ!
個人的な感想
クニツィアの典型的な「あちらを立てればこちらが立たず」なジレンマ全開のゲームです。よく言えば鉄板デザインのゲーム。悪く言えばありがちなゲームです。
2種類の遊び方が用意されているのは良いことです。ちなみにどちらが上級ルールかという上下の関係ではなく、2つのルールは別々の違うゲームだと思います。
たぶん一番向いているのは気軽なゲームを遊びたい人です。ロシア革命ルールを5人で遊ぶことが一番かと思います。パーティゲームみたいに遊べるかと思います。フランス革命は誰を勝たせるか問題もあり、気軽に遊びたい人には向いていないと思います。
プレイ回数は数回。同時公開のロシア革命ルールが大半です。フランス革命はあまり遊んだことがありません。
個人的にはちょっと単調かなと思います。推し勢力の反対勢力の弱いカードを出せば、推し勢力のカードを温存しつつ、反対勢力が勝っても束が受け取れます。この戦術を全員が理解すると、今度は運ゲーになる気がします。なのでイマイチな感を覚えています。
悪くはないと思います。しかし、積極的に遊ぶかと言われると難しいところです。ちょっとシンプルすぎますね。たまに遊べればいいかなぐらいのゲームに感じました。
大佐さん曰く、パーティゲームとしてロシア革命を5人で遊ぶのが一番だと思うとのこと。フランス革命は何層向けなのかわからないらしい。