仲間たちと塔の頂上を目指せ!魔王の野望と邪悪なオーブを打ち砕こう!
目次
ざっくり解説
カプコンの1990年にリリースされたアクションゲームです。8人の仲間のうち最後に仲間にしたキャラをお供に、魔王の待つ50階を目指していくゲームです。ステージは全部で51ステージあります。
時間経過で体力が減っていきます。体力はアイテムの獲得や決まった階層にいるボスを倒すことで回復します。なので、ガンガン進んでいかないと辛いです。
その分ゲームテンポが良く、敵・仲間のドロップアイテムの出が程よくランダムで何度も繰り返し遊びたくなるポテンシャルがあります。ハマると中毒性は高いです。

長所
ゲームテンポの良さ。とにかくこのゲームのテンポの良さは素晴らしいです。現代のゲーム並みにストレスなく、さくさく進行です。キャラの動作もかなり軽快です。
ほどよいランダムとリプレイ性の高さ。ステージは固定ですがワープする階層を選択する形で変化がつけられます。ローグライクゲーム並みのリプレイ性の高さがあります。
賛否両論点
ゼニデインが強すぎること。ゼニデインは正直ブッ壊れに近く、後半ボスは特に初ノーコンティニュー狙いの人はゼニデインの暴力を押し付ける形になりがちです(笑)。
短所
時間経過で体力が減ること。時間制限は厳しめで、のんびりしていると体力に困りがちです。わからん殺しは多く、知識ゲーなのに急がされるゲームデザインです。
強烈な知識ゲーなこと。仲間の強さの格差、アイテムの有効度、隠しアイテムの位置など知らないと不利になることが多いです。またルール・覚えることともに多いです。
個人的な評価
カプコンの1990年の作品です。前後に『ファイナルファイト』(89年)と『ストリートファイター2』(91年)とカプコンの作品だけでみてもベルト・格ゲーと2代エポックメイキングなゲームに挟まれた作品と言えます。
とはいえそれらの作品に遜色ないぐらい出来が良いです。『ロックマン』、『魔界村』アクションの老舗のカプコンの実力の高さを実感できる作品です。
移植としてはスーパーファミコン版がありますが移植度は高くなく、日本の方向けの手に取りやすい完全移植は『カプコンアーケードスタジアム2』を待つことになりました。
高層の塔を登るゲームというとナムコの『ドルアーガの塔』をイメージする方もいますが、クリア必須の隠しアイテムがない+テンポが良いという点で後発の作品らしく洗練されたなと思います。覚えゲーの度合いでは両者の差はあまりないかもです…(笑)。
個人的にはアーケードゲーム最高傑作の1つかと思います。高いリプレイ性、小気味よいテンポの良さ、仲間やコースを工夫すれば一生遊べそうなポテンシャルを持っています。
Steamで『カプコンアーケードスタジアム2』を買って、ほぼこれしかプレイしていません。プレイ時間は70時間を超えで実機でノーコンティニュークリアも達成しました。
Steamならバラ売りで400円ほどで入手できます。セールなら半額で買えることもあり、2~4クレジット分でじゃぶじゃぶコンティニューして遊べます(笑)。
これだけのために『アーケードスタジアム2』をインストールする価値ありです。カプコンのアクションゲームが好きな人はマストプレイです。
大佐さん曰く「待望の国内向け移植で再評価されるべき名作。格ゲーとベルトゲー名作に埋もれたが、それらに比べて遜色ない出来の名作」とのこと。