ボードゲーム

『マンマミーア』詳細レビュー

美味しいピザを作ろう!傑作カードゲーム!

 こんばんは、大佐です。今回の詳細レビューでご紹介するのは『マンマミーア』というカードゲームです。当記事では、このゲームの魅力とルールを分かりやすく解説しています。それではよろしくお願いします。

基本情報

タイトルマンマミーア
デザイナーウヴェ・ローゼンベルク
販売年1998年
プレイ人数2~5人(ベスト4人)
プレイ時間30分
流通状態流通中(定価1,545円)
言語依存なし
BGG平均レーティング6.5点/10点(評価数57,000)

ゲームの概要

 このゲームではプレイヤーはピザ職人です。全員でトッピングを共有しており、うまく自分だけピザを焼くことを目指します。

 5種類のトッピングカードがあり、これを全員で順番にトッピング置き場に投げ込んでいきます。

 トッピングカードの山をみんなで積み上げていきます。その中で頃合いを見計らってレシピカードを投げ込みます!うまく他人を出し抜いてピザを焼いてしまいましょう!

ポイントはトッピングを共有している中、うまく他人を出し抜くことです。

 レシピカードはこんなのが揃っています。それぞれ必要な具材が書かれています。これらを個別に8枚ずつ持ちます。

 このレシピカードは一種のお題みたいなものです。これをたくさん完成させることを目指します。この完成枚数の多い人が勝ちのゲームです。

猫さん

担当する色で少しだけ必要具材は違うけど、根本はほぼ同じですよん。

準備

 まず全員がレシピカードを一色選んで8枚受け取ります。これがあなたの達成するべきお題カードです。

 これを裏向きに混ぜて1枚だけ引きます。残りは手元に裏向きにして積んで置きます。これは個別に持つレシピカードの山札として管理します。

 次にトッピングカードを人数別に調整します。プレイ人数ごとに以下の枚数を箱に戻してください。5人の時はトッピングカード全部使います。

2人各トッピングを5枚ずつ箱に戻します(合計25枚)。
3人各トッピングを3枚ずつ箱に戻します(合計15枚)。
4人各トッピングを1枚ずつ箱に戻します(合計5枚)。

 そしてトッピングカードをよく混ぜて全員に6枚ずつ配ります。残ったトッピングは裏向きの山札として置いておきます。これで準備完了です!

トッピング6枚、レシピ1枚の7枚が初期手札です!

ルール説明

 ゲームは前半と後半に分かれます。

猫さん

前半でトッピングとレシピを放り込んで、後半はそれが達成されているかチェックするイメージです!

前半の「仕込み」

 前半の仕込みのパートでは、手番では以下の流れで行われます。

  1. トッピングカードを1種類を好きなだけ、場に出します。
  2. そのあと任意でレシピカードを1枚出してよいです。
  3. トッピングかレシピの山札どちらか1つを選び7枚になるまで引く

 この3ステップを全員で時計回りに繰り返していきます。

これをトッピングカードの山が尽きるまで続けます

仕込み時の手番の流れ

 トッピングカードを手札から1種類を選び、それを好きなだけ出します。2種類以上を混ぜて出せません。この時枚数を必ず宣言して出してください。

 例えばサラミを3枚出した時は「サラミを3枚出しました」と必ず言うようにしてください。

 出されたトッピングカードは山のように積んでいきます。みんなで積み上げた山は記憶してください。過去のカードを見てはいけません。

 そして今まで出されたカードで行けそうと思ったなら、レシピカードを1枚出しても構いません。サラミ3枚出したので、これなんか行けそうですね。出してしまいましょう。

 そうしたならばトッピングカードか、自分のレシピカードの山札のどちらか1つを選んで7枚になるまで引きます。

 例えば、手札が1枚しかない場合はトッピングを6枚引くか、レシピを6枚引くかです。同じ手番でトッピングとレシピを分けて引くことはできません。

猫さん

結構厄介なルールです。大量にトッピングを出すとトッピング引くしかなくなる感あります。

選んだ山札からカードを引き切り、手札が7枚にならないこともあります。それは問題ありません。そのまま続行します。

 これを各プレイヤーが順番に行っていき、トッピングカードの山札がなくなったら次のフェイズに移行します。

マンマミーアカード

出典:BGG

 トッピングの山札の中に混ぜて使用します。これを引いた人が次のラウンドのスタートプレイヤー(先行権)を得ます。この先攻権、めちゃくちゃ有利になることが多いです。引いた人はラッキーです。

 これを引いたら誰が引いたのか忘れないよう、引いた人の前に表向きに置いておきます。

ピザ焼き判定!

 トッピングカードが尽きたらそこで、前半は終了し、後半に移ります。みんなで積み上げたトッピングカードの山札をそのままの並びを崩さずに、ひっくり返します。

 そしてこれを順番に上からめくっていきます。めくれたトッピングカードは種類別分かりやすいよう分けて置いてください。これをレシピカードがめくれるまで続けます。

 レシピカードがめくれたら、めくれたカードで必要な具材が揃っているか確認します。この時不足があれば、そのレシピを入れた本人が手札から追加して完成させられます。

 上記の画像の場合、サラミが1枚足りないので、紫プレイヤーは手札からサラミを1枚追加して完成させて構いません(しなくてもOK)

後半ではトッピングカードは引けないので、よく考えて手札のトッピングを使っていく必要があります。

 ピザが完成した場合は、消費したトッピングカードは消費済みのものとして別に分けて置きます。

 完成させられない場合は、自分のレシピカードの山札の一番下に置きます。これを全てのカードがめくれるまで続けます。

ほぼいけるなと思ったピザが未完成で終わったり、意外なピザが手札からの追加で完成したり、計算が難しいです!

次のラウンド

 全てのカードをめくって完成判定を終えたら、手札はそのままに使用済みのトッピングカードをシャッフルします。こうして新たなトッピングの山札を作ります。

 めくられたが未使用のトッピングはそのまま残ったままスタートします。残しているレシピカードが良ければ、かなり良いスタートを切れます。

ゲームの終了

 この「仕込み」と「ピザ焼き」判定を3回繰り返したらゲーム終了です。以下の優先順位で順位を決めます。

  1. 完成したピザの枚数が多い人
  2. ピザ枚数が同じ人は手札の残りトッピングカード枚数の多い人

ピザの種類

 ピザには大きく分けて4種類あります。まずは描かれた通りのトッピングをそのまま必要とする系のピザです。自分の色と同じトッピング1枚+その他4枚が4種類ずつ構成です。

 あとは各トッピング1枚ずつのミックスピザです。この5種類はみたまんまなので非常に分かりやすいです。

猫さん

一番単純、みたまんまのレシピです。

 次が必要な具材がはっきり決まっていないものです。3種類あります。

?ピザ

 これは必要なトッピングがランダムで決まります。その時めくれているトッピングの中で「最も少ないもの」を3枚必要とします。0枚のものと自分の色と同じトッピングは選択できません。

 また最も少ない具材が2種類以上ある場合は、好きなものを選んでOKです。

 上記の画像の場合、赤プレイヤーはサラミ以外のパイナップルかペパロニが1枚の2種類が対象です。どちらかをあと2枚手札から出す必要があります。

必要な具材がランダムな分、完成予想が難しいピザです。その分、必要枚数が少ないです。

ジョーカーピザ

 これは任意のトッピング6枚が必要なピザです。この時、任意の6枚は自分の色のトッピングでないことが条件になります。例えば、赤プレイヤーはサラミ7枚で完成はできないということです。

 なんでもいいから6個というのはなかなか難しいです。難易度は高めです。後述の15枚ピザと同じかちょっと簡単ぐらいの印象です。

全てを飲み尽くす15枚ピザ

 このゲームの中で最も特徴的な存在が、この15枚ピザです。一言でいえば、15枚以上のトッピングを要求するピザです。

 文句なく最高難易度のモンスターピザです。完成時に15枚以上のトッピングがあっても、それらを全て使用してしまいます。半端ねえピザです(笑)。

まとめ

間違いやすいルール・補足が必要なルール

 必要具材がランダム、任意のものは自分の担当色でない具材しか充てられないことは結構忘れがちです。初回の説明の抜け・漏れしやすいです。

 後半ラウンドでトッピングを使い切った場合、次ラウンドの第一手でトッピングが出せません。この場合、トッピングカードを出さないで良いことにしています。

 後半ラウンドでトッピングを使い果たしたら0枚のトッピングを出して、その後レシピカードを出しても良いルールで遊んでいます。その後、どちらかの山札から7枚になるまで引きます。

評価と感想

 まずは公平に良いところと悪いところに触れていきます。

  • 意外なピザが完成したり、しなかったりします。楽しいです!
  • ゲーム性はかなり本格的です。ガチでやる人も楽しめます。
  • 適当にレシピを投げていても、良い勝負になることも!
  • 8枚のピザのコンプリートはかなりの難易度!
  • 思わずピザが食べたくなります。

  • 記憶力の悪い人は不利です
  • 2、3ラウンド目の有利な先手がランダムで決まること
  • 3人ぐらいまでは結構、実力ゲーです。
  • 大差を埋めるシステムがないこと。
  • 思わずピザが食べたくなること(大切なので2度目)
ピザが食べたくなったら負け(笑)

人数ごとのプレイ感の変化

 このゲームは人数が少ないほど実力ゲーになります。ざっくり言えばこんな感じです。

2人実力ゲー。適当にレシピを投げるだけでも勝てなくはないが、難しい
3人まあまあ実力ゲー。強い人が順当に勝ちやすいです。
4人ベスト人数。実力と運が一番バランスが良い。
5人パーティゲーム。気軽に楽しもう。たまに記憶しているとお得ぐらい?

 2人プレイのガッチガチの記憶力勝負が許容できるなら、何人でも良いといえます。個人的には3~5人で遊ぶのが一番かと思います。

猫さん

丁度よいプレイ人数を探そう!多くの人は4人が良いと答えています。

どんな人におすすめ?

 最近ゲームを始められた方にお勧めです。最初は人数多めでパーティゲームとして遊ぶスタイルが向いています。

 運の強いパーティーゲームから少しステップアップするぐらいに丁度良いかなと考えています。

 僕は5タイトル目ぐらいに買ったのがこのゲームです。ずっと遊び続けています。説明書を読んだだけでルールがわかり難いのが難点ですが、一度遊べばすぐ分かります。

最初期に買ったゲームですが、今でも遊び続けています!

個人的な感想

 結論から言うと10点満点の10点です。完璧です。人数により変化するゲーム性。運と実力のバランス。可愛らしいイラストと完璧です。

 万人にウケて、ゲーマーにもしっかり考えどころがある。こんな素晴らしいゲームはなかなかありません。

 トッピングカードとレシピカードの噛み合い方や、他のプレイヤーの性格次第でゲーム性も同じようで毎回違います。

 遊ぶたびにゲーム性が変化して人数事にプレイ感も違う。あらゆる人にお勧めできて、記憶力勝負かと言われればそうでもない。これほどのバランス感覚を持つゲームはなかなかありません。

推定プレイ回数30回前後
僕のPlay:game点数評価10点/10点(秀逸。常にプレイ)
今後の予測変動幅8~10点

やり込んだ人向け推奨ヴァリアントルール

 本作の一番の不満要素である「次ラウンドのランダムなスタートプレイヤー」というところを緩和するルールあります。拡張セットの『マンマミーア:プラス』に収録されているルールです。

拡張セットのマンマミーアプラス!(画像出典:ボドゲーマ)

 それは「トッピングカードの山札を引き切った人が、次のスタートプレイヤーになる」というルールです。

 トッピングカードを引き切ると手札が6枚以下になりやすく、後半ラウンドで若干不利なので、次ラウンドで有利なスタートプレイヤーを取る有利と相殺する形を取るわけです(それでもスタートは有利ですが(笑))

 素晴らしいルールなので、マンマミーアカードに納得いかないって人は是非採用しましょう。僕はこのルールでしか遊んでいません。

『マンマミーア』を買う!

 ちょっと前まで日本語版が流通していましたが、今となっては品薄なのか箱絵が変わった新版が流通しています。専門店での取り扱いはあまりなく、Amazonが取り扱っているのみかと思います。

 駿河屋に旧版の中古がありますが、これはやや定価より高いです。ちょっとプレミアム払ってもいいから旧版が欲しい!という人にはお勧めできます。

おわりに

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