ボードゲーム

『ナイル』レビュー

豊作も不作も全て、神々の思し召し次第!農耕と収穫のゲーム!

筆者未所有のため、画像はBGGからお借りしています。

ざっくり解説

 農耕と収穫をテーマにしたカードゲームです。カードは5種類の作物があります。作物カードを自分の畑に植えます。収穫は手番の最初に山札の一番上のカードをめくります。めくれた種類の作物が収穫できます。

 作物を植えるときにすでに同じ作物を植えている人の枚数を超える枚数が必要になります。この時に枚数で超えられた人の作物カードを全て捨て札にします。要は同じ作物を植えていられるのは1人だけということです。

 また山札に1枚だけあるイナゴカードがあります。これを引くと作物をカード枚数で最も植えているもの全て捨て札にして台無しにします。イナゴを警戒しながら、他人の枚数に負けない畑を作る。ざっくりいえばそういうゲームです。

たくさん植えないと畑が潰される。けど、植えすぎるとイナゴの餌食になってしまうことも!

長所

 あとから他人に枚数を抜かされると畑を潰されるので、作物を植える時にそこそこの枚数を出したいです。けど、出しすぎるとイナゴの驚異に怯えることになる。このさじ加減の難しさが面白いです。

 収穫できるか否かは時の運。なんですが、それをコントロールする要素もそこそこあります。特に他人の畑を潰すことをどこまで意識するか、イナゴをどこまで警戒するか。この辺は良い点だと思います。

短所

 投機カードがゲームの運要素を加速させている気がします。ざっくり言えば、次の収穫できる作物を予想するカードで当たると3枚カードが引けます。手札の枚数で大差がつくと枚数の暴力で畑を潰され続けることも…。

 明確にアンプレイアブル(不向き)な人数が存在することです。5種類の作物の各枚数で最多を取らないといけないので、5人が地獄というのは容易に想像できるかと思います。

ベストプレイ人数

 3人ですね。3人だと5種類の作物を2:2:1で分け合う形になるので、丁度よい人数かと思います。2人も悪くないですが、わりと実力勝負になります。4人がギリギリですね。5人は忘れた方がいいです。

 また得点ルールが最小点数を比べる方式なので、5人だと作物の取り合いが地獄の上に0点と踏んだり蹴ったりです。本当に5人だけは避けた方が良いです。

個人的な評価

 シンプルなリスク管理ゲームとしてはまあまあ面白いです。基本は作物カードを植えて収穫を狙う正直なプレイングをするもよし、他人の畑を見てから潰す黒いプレイングをしても良しなゲームです。

 イナゴをどこまで警戒するかなど、基本はとてもシンプルなんです。しかし、できることが妙に多くルールを読み込む段階で複雑な印象を受けやすいです。「供物」と「市場」のルールは、初回はなんなら忘れて遊んでもいいぐらい、基本はシンプルなゲームです。使いこなせるとより面白くなるよぐらいなので。

 プレイ回数は20回ほど。相手の畑を潰せることや収穫と投機が時の運なことは、好みが分かれそうです。僕個人は、運要素が強いゲームに感じていますが実力者は60%ぐらい勝てるみたいです。

 得点方式も0を含めた収穫できた作物の中から一番少ないものを比較するというルールは、デフレな印象を与えやすいです。まあ、確実に言えることは賛否の分かれる作品だと思います。

 ボードゲームアリーナ(BGA)でプレイ可能なので気になる方は是非どうぞ。ただBGAだとなぜか相手の手札の枚数が分からないです。そこがゲームの面白さを減損している感ありますね。悪くはないけど良くもないゲームといった印象です。

大佐さんはシンプルなんだけど、できることの多さが厄介+デフレなゲーム性があまり好きでないみたい。

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