こんばんは、大佐です。去年の12月18日にボドゲーマにも星の個数で評価を投票できる制度が登場しました。この投票制度の実装は素晴らしいことだと思います。しかし、点数の投票は行わないつもりです。
今回はそれについての理由をお話したいと思います。当記事を読むことで、点数評価の読み手・書き手に与える負の側面、そして僕がやらない理由がわかります。それでは参りましょう。
目次
なぜ点数評価をやらないのか
理由は以下の3つです。
- 点数が読み手・書き手への悪影響が小さくない
- 点数評価の管理・変更が面倒
- 僕1人が投票したところで大して、大きな結果に変わりはない
それぞれわかりやすく解説していきます。
理由1:点数の読み手・書き手への悪影響が小さくない
点数がついていると結論ファーストで分かりやすいのは良いところです。文章の内容を圧倒的にわかりやすくしてくれます。しかし、点数評価は書き手、読み手にバイアス(先入観)を与える分が小さくありません。
書き手への悪影響
まずは書き手への悪影響からです。点数評価って文章のレビューの前に決める人、結構多いと思います。例えば、『ラマ』のレビューを書こうとしていたとします。点数だけは先に決まっていたとして、3点付けてレビューを書き始めたとします。
文章に悩んだ時に「10点中の3点」という先入観に引っ張られる内容を書いてしまう可能性が大幅に高まるのです。特に書く内容がはっきり決まっていない場合、この10点中3点の先決めの効果は絶大にあなたの文章に影響を与え得ます。
気が付いたらかなり愛好者の気持ちを無視したようなネガティブレビューを書いてしまうことも大いにあり得るというわけです。もちろんその反対で短所を無視したポジティブレビューを書くことも大いにあり得ます。
『ラマ』のレビューを書くぞ!3点のゲームだからね。いろいろ短所いっぱい書くけど、まあ仕方ないよね。これで投稿!
なんだこの酷いレビューはたまげたなあ!ボロッカスじゃん!
点数を先に決めると内容が点数に引っ張られる可能性が高いです。これを防ぐには点数は文章を書いた後からつけることを強く推奨します。
読み手への悪影響
次に読み手への悪影響です。点数のもつ先入観のパワーは読み手にも強く影響します。例えば10点中の2点付けたゲームで、褒めるところをしっかり褒めていたとします。
しかし、読み手は10点中の2点が常に頭の中にあります。褒めた内容は無視・あるいは軽視される可能性が高いです。点数評価は公平な視点であなたのレビューを受け取ってもらうのが難しくなるということです。
長所と短所は常に同じだけ書いているから、10点中の2点でも大丈夫!ポチっと更新!
うわあ、僕の好きなゲームに2点ついてる。申し訳程度に褒めたところでオレは騙されないぞ!!
評価の内容が分かりやすくなるメリットがあるものの、特に否定的な内容の時、読み手に与える悪影響は計り知れません。
理由2:点数の管理が面倒
得点評価の負の側面その2は点数の管理が面倒なことです。これは昔言ったのであっさり目にすませます。
人間の価値観は時間と共に変化する分が小さくなく、ゲームの得点が将来的に変化することは大いにあります。
で、その都度評価をいちいち動かすのって面倒に思います。真面目にやろうと思うと定期的に評価の棚卸ししたくなってくる人もいるでしょう(笑)。

評価の随時変更や棚卸しはしたくないですからね。やりだすと、たやすく時間が溶けていきます(笑)。
理由3:僕1人の全体評価への影響は小さい
最後に、全体評価柄の影響です。僕が1票を投じたところでその影響力は全体評価に大した影響はありません。特に投票数が多い場合はなおさらです。例えば100人投票する投票に1票投じたところで全体の1%しか動かないです。
特に僕がボドゲーマほど投票数の多いサイトで僕が1票を投じたところで、大きく評価を動かすこともないので、評価の公平性を優先したほうがいいかなと思っています。
ざっくりいうと「割に合わない」とのこと。相変わらず、大佐さんは機械みたいな人だねえ。
まとめ
最後にこの記事の僕の意見のまとめを書いて締めにします。
- 主に点数評価の負の側面にフォーカスした記事です。
- 点数の先決めは、書き手側にも点数に引っ張られる可能性が低くないこと
- 点数の管理が面倒なこと。時間がめちゃくちゃ溶けます(笑)
- 母数の大きな投票では1票の価値が大して高くない
- 結論:以上を考慮すると、評価の公平性と天秤にかけるのは「割に合わない」
以上です。僕の思うところですが、皆さんの参考になれば嬉しいです。読んで下さり、ありがとうございました。