ボードゲーム

『十二季節の魔法使い』レビュー

3年間に及ぶ、魔術対決!マナを貯めて相手を圧倒しよう!

ざっくり解説

 ダイスを使ったカードゲームです。ダイスを振ってその出目を取り合います。取ったダイスの出目に応じて、カードを唱えるのに必要なマナ(魔力)や召喚の上限数が増えます。

 カードには様々な効果が描かれており、マナを生み出して魔法を唱える助けになるものや勝利点(クリスタル)を獲得するものなどがあります。

 12の季節をテーマとしているだけあり、4色あるマナの獲得しやすさやクリスタル変換効率が変わるようにできています。うまく季節の特性を利用したいです。最終的に最もクリスタルと勝利点を稼いだ人が勝ちです。

ダイスを人数+1個降る→それを取り合う→獲得したマナや召喚スペースを使い手札を唱える。を繰り返すゲームだよ。

長所

 トレーディングカードゲームを思わせる豊富なカード量。基本セットだけで50枚あります。50枚の組み合わせを楽しむことができます。拡張セットで追加することも可能です。

 マナ、召喚スペース、カードの3つの管理が非常に面白いです。季節の特性も相まってほどよく不確実、程よく計画が立つようにデザインされています。

3つの要素をイイ感じにまとめるのが難しいけど、楽しい!

短所

 点数計算が若干面倒なこと。クリスタルの獲得も毎ターン獲得するものがあり、点数系が若干面倒です。スコアも最終で150~200点行くのでカウントは楽ではないです。

 実力差が出ます。ミスなくプレイするのはかなりの習熟が必要なゲームです。3つのパラメーターの管理の感覚、カード間の強弱・コンボが頭に入っているかいないかは重要です。

ベストプレイ人数

 2人です。このゲームは典型的な人数分だけプレイ時間が伸びるゲームです。人数が多いと待ち時間、プレイ時間ともに伸びます。いろいろガチャガチャ弄り回すので待ち時間は長い部類です。

 3人が次いで良いです。4人は半数が推奨しない人数です。2人だと短時間で終わるものの、4人は長時間ゲームの部類に入るのでは?と思うぐらい長引くでしょう。

シャハトの『ゴールド』みたいに2~3人用にしても良いと思うゲームです。4人は遊べるけど、アンプレイヤブル寄りです。

個人的な感想

 ダイスを通じてパラメーターを調節することが中心のトレーディングカードゲーム風ゲームです。そこにカードの効果で次のカードを唱えるのが楽になる拡大再生産的な要素と、コンボの要素があるカードゲームです。

 いろいろな賞を受賞しただけあり人気のゲームです。特に元TCG(トレーディングカードゲーム)プレイヤーにはめちゃくちゃ刺さるゲームの1つです。特にドラフトありのルールの9枚をゲームのタイミング別に分ける最初の手続きは、デッキ構築に近いです。

 ただカードを唱えるだけでなはく、効果的なタイミングも大切になるのは面白いですね。様々な管理要素と合わせて技術介入度の高いゲームです。TCGの元でも現役でも競技勢の人は一度はプレイする価値があります。

 プレイ回数は30回ほど。いずれもボードゲームアリーナです。基本30枚ならグッドプレイヤーにもやや有利かなと思うぐらいやり込みました。面白いです。

 プラスの20枚には「泥棒フェアリー」、「壊死のクリス」などバランスブレイキング寄りなカードが入っているので賛否が分かれるところです。基本30枚は間違いなく面白いです。

 元『マジック・ザ・ギャザリング』の競技勢としては本作、『ブルームーン』、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』、『世界の七不思議:デュエル』でTCGプレイヤー向けゲーム四天王って感じがありますね。素晴らしいです。

ファンタジックなイラストが良いですね。TCGが好きな人はマストプレイです。マナやカードをガチャガチャ弄り回すのが楽しいゲームです。

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