ボードゲーム

『シャンハイ』レビュー

シャハトのダイスを使った2人用マジョリティーゲーム!

目次

ざっくり解説

 シャハトのダイスを使った2人用のマジョリティー(影響力比べ)ゲームです。ダイスを振ってその出目に応じたところにしか置けないので、マイルドなプレイ感が特徴です。

 要は8つの色で取り合いを行います。各色で独占が成功すると高い得点が得られます。逆に色の独占を阻止すると、独占時より得点が大幅に下がるので独占は必ず阻止したいです。

 他にも特殊能力カードがあり、ゲームを有利に進めてくれます。使いどころが重要です。最も効率よく取り合いを制した人が勝ちのゲームです。

画像はBGGから、ダイスを使った色の取り合いゲームです。

要はダイスを使った8色の色の取り合いゲームだよ。独占は阻止されると得点も気持ちもしょんぼりするので絶対やろう(笑)

長所

 特殊能力カードの使いどころの悩ましさ。ダイスを振りなおしたり、普段1つなのを2個とも置いたりと使いどころを間違えなければ強力です。使いどころにセンスが出ます。

 マイルドなプレイ感。ダイスの出目の制限が大きく、2人用のマジョリティーゲームとは思えないほどマイルドなプレイ感が良いです。

短所

 出目と配置制限からすると一番良い手はほぼ明確なこと。ゲーム慣れしている人ならたぶんさほど悩まないと思います。特殊能力の切り所ゲー感あります。

 華のないゲーム性。ダイナミックな効果やコンボはなく、ダイスを使えども地道な積み重ねが主体でゲーム展開が総じて地味です。渋いゲームが好きな人向けだと思います。

ベストプレイ人数

 2人用です。シャハトの3人以上でできるエリアマジョリティーゲームなら『王と枢機卿』、『パトリツィア』あたりがおススメです。

個人的な感想

 シャハトの2人用のマジョリティーゲームです。コンパクトながらもゲームとして面白く仕上がっています。特に特殊能力をどこで使うのか悩ましいです。

 シャハトのマジョリティーゲームといえば『王と枢機卿』、『パトリツィア』が有名ですね。本作は制限の強い『パトリツィア』の方が近いです。プレイ感はマイルドです。

 プレイ回数は1回。ダイスゲームは苦手ですが、意外と遊んでみて悪くなかったです。基本ダイスは2つ振ったうち1つを採用するのでかなり確率的な調整が入ります。

 2人用のマジョリティーゲームと聞くと、シビアな運要素の少ないゲームや殴り合いのゲームをイメージされるかもですが、本作はまったくそんなことはありません。

 なかなか悪くなかったです。駿〇屋で投げ売りされていたら買うかもぐらいには気に入りました(笑)。クニツィアとかのコンパクトなゲームが好きな人とかは、一度遊んでみる価値があると思います。 

大佐さん曰く「特に某店舗で投げ売りされていたら買うかもぐらいには気に入った。コンパクトなゲームが好きな人にお勧め!」とのこと

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