タイルを動かして、ひっくり返してお題達成!シンプルなパズルゲーム!
目次
ざっくり解説
盤面に並べたタイルをお題カードで指定されたパターンにして、得点を稼ぐゲームです。タイルは3×3に並んでいます。これを上下左右に入れ替えたり反転させてお題を達成することを目指します。
お題カードは4枚持っています。これはお題の達成や、タイルの移動と反転に使います。どのお題を諦めて、どのお題を達成させるのかが悩ましいです。
手札がなくなるかもうアクションしなくて良いと思ったら、手番を終了します。またお題カードを4枚になるまで引きます。これを特定の枚数のお題を達成するまで繰り返して、得点の高い人が勝利するゲームです。

カードを使って場のタイルを移動・反転させて、お題達成を目指すゲームだよ。カードをどっちの役割に回すかが悩ましいゲームだよ。
長所
お題カードの使い道のわかりやすいジレンマが面白いこと。お題の達成に回すか、タイルの移動に回すのかが非常に悩ましいです。わかりやすい悩ましさがあります。
将来のことを考える必要もあるゲーム性。引いたカードは全て使わなくても良く、難しい高得点のお題をじっくり狙うことも可能です。短期と長期のメリットの両方で悩めます。
短所
実力ゲーなこと。一見、お題と相手の動かした盤面の噛み合いゲーに見えますが、実力者の勝率は7割程度あります。見た目に反して、実力者が順当に勝つゲームみたいです。
ほぼ少人数向けで人数を増やしてマイルドなゲーム性にしにくいこと。なのでどちらかというと実力勝負のパズルゲームが好きな人向けです。万人向けとは言い難いですね。
ベストプレイ人数
2人です。共通の盤面を動かしあうゲームなので、計画的に遊びたい場合は少人数一択です。BGGの投票でも、4人は85%がダメと回答。実質2~3人ゲームといえるレベルです。
人数が増えるとどうしても盤面と手札の噛み合いゲーになるからでしょう。また長考することも多くなります。筆者も4人以上では遊ばないことを強く推奨します。
実力ゲーかつ少人数向けです。なので、人数を増やして運要素を上げるみたいな方法を取りにくいのは難点の1つといえます。
個人的な評価
手札のカードをお題の達成に回すか、タイルの移動に回すかが悩ましいパズルゲームです。ありがちなパズルの要素に表裏をひっくり返す要素を入れたユニークなゲームです。
本作はめぼしい受賞歴もなく、BGGの順位もあまり高くありません。ボードゲームアリーナ(BGA)に登場するまでは、知る人ぞ知るゲームの1つだったと言えるでしょう。
しかし、彗星のごとくBGAに登場してから認知度はグッと高まったと思います。リアルタイムで対戦相手に困らない程度には遊ばれているゲームになっています。
プレイ回数は4回程度。2人を3回、3人を1回です。悪くないです。高得点のお題は5点のものなどがあります。4・5点の条件はかなり厳しいので、達成時の喜びは大きいです。
シンプルで悩ましく、長期的なメリットも視野に入れて遊ぶ必要があってなかなか渋いゲームです。パズルが好きなら一度はプレイする価値があると思います。
大佐さん曰く「BGAに移植されるだけのことはあり、「謎のゲーム」にしておくのは惜しいと思うゲーム。もっと遊ばれて良いと思う」とのこと。
販売しているお店
国内では希少なタイトルを扱っていることが多いBCDゲームズさんが一番のお店かなと思います。yahooショッピングは日曜日に買うとpaypayボーナスが沢山もらえます。購入を検討されているなら合わせて狙いたいですね(2022/4/16現在在庫切れです)。
あとは米国Amazonですね。17.85ドルとなかなかお手頃です。単品で買うのなら送料も含めると日本円換算で約3900円弱とBCDゲームズさんよりもお安いです。ルールはBGAで遊べるのでついていなくても問題ないかと思います。