ボードゲーム

『スプレンダー・マーベル』レビュー

マーベルのヒーローたちが『宝石の煌き』に!?夢のコラボ作品!

目次

ざっくり解説

 大人気ボードゲーム『宝石の煌き』とマーベルコミックのコラボレーション作品です。ゲームとしても独自ルールが導入されており、プレイ感が変わるようになっています。

 取り合い要素のボーナス点の「アベンジャーズタイル」。さらに勝利条件が大幅に変更。レベル3カードを最低1枚+各色のカードを最低1枚ずつ必要に変更されました。

 その他の基本はほぼほぼ『宝石の煌き』と同じです。気になる方は『宝石の煌き』のレビューも書いておりますのでそちらもどうぞ。

BGGより。こうしてみるとまんま『宝石の煌き』ですね(笑)。

勝利条件が変更になって、ボーナスの種類が増えた『宝石の煌き』だよ。まさかのマーベルコミックとのコラボ!凄い!

長所

 各色カードが必須になったことによる初見殺しの緩和。元祖に比べ、低レベルカードを買うことを肯定するゲーム性になっています。

 単純にヴァリアントルールとして優秀なこと。元祖のゲーム性は悪く言えばやや単調です。変化をくわえられたことでアドリブの要求度があがったといえます。

短所

 やっぱりレベル2~3の同色複数個が強いゲームバランスが不変なこと。点数ブースターとして優秀なので、各色最低1個をクリアすれば、元祖の戦略が有効です。

 印象としてアベンジャーズ(A)アイコンが弱い。A持ちは単純にコストが重く、ボーナス分を織り込んだコスト設定になっています。これを序盤に買うと生産力で出遅れがちです。

ベストプレイ人数

 投票上はベスト2~3人。2人でも良い寄りになっています。ただ投票数の差が200倍ぐらいあるので、そこを無視するわけにはいきません。元祖と同じ3人と考えておくと丁度よいかと思います。

 4人は9割近くが推奨するも、レベル1カードが結構売り切れるとのこと。ここを頭に入れて良いか悪いか判断されると良いかと思います。

基本的には元祖と同じ3人ベスト。2人も良いです。4人はレベル1カードが売り切れることがまあまああります。

個人的な感想

 『宝石の煌き』とマーベルコミックが夢のコラボです。基本的に『宝石の煌き』なので、ゲームとして失敗しているということはありません。両作品のファンならマストバイです。

 ゲームとしては各色のカードを最低1枚買え!という制限は結構面白いです。アドリブ要素の追加といえます。ここは元祖より面白いと個人的には思います。

 ただ反面、追加されたアベンジャーズアイコンが弱い気がします。このため上位互換とは言い難く、良質なヴァリアントルールに留まる原因といえます。

 プレイ回数は1回。知っているキャラクターが出ると思わず「おっ」ってなりますね。キングピンが強かったです(笑)。基本は垂直戦術+各レベル1を買って勝ちました。

 同色複数個が強いバランスは相変わらずなので、点数を稼ぐのはこれらが主役になります。なのでプレイまさしくちょっと制限のかかった『宝石の煌き』って感じです。

 ゲーム性もダイナミックに変化し、レベル1カードを買うことを肯定されているゲームをお望みなら『宝石の煌き:デュエル』の方が良いかもです。

 正直『宝石の煌き:デュエル』が出たことでヴァリアントルールとしての魅力もやや薄れた気がします。とはいえファンアイテムとしては非常に優秀。ちょっと欲しいかもです。

大佐さん曰く「『宝石の煌き:デュエル』と比較するとちょっと地味かなと思う。とはいえマーベルファンなら間違いなく買ってよいと思う」とのこと

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