自給自足の石器時代をテーマにしたワーカープレイスメントゲーム!
目次
ざっくり解説
石器時代をテーマにしたゲームです。アクションスペースに労働者を置くとその労働者がカードや資源を稼いでくるゲームです。俗にいうワーカープレイスメントってやつです。
アクションには食料自給量を上げるもの、資源(4種類)を生産するもの、労働者を増やすものや資源を得点にコンバートするものなどがあります。
また大きな特色として、資源の獲得は配置したコマの数だけのダイスを降ります。出た目の合計が多いほど、たくさんの資源が獲得できます。
最終的にはなんやかんやをイイ感じにまとめた人が勝ちです。いろんな要素が得点になるので、いろんな戦術を試したくなるゲームです。
基本は「資源を稼ぐ→稼いだ資源を得点にコンバート」のゲームだよ。いろんな要素が得点になるから、イイ感じにまとめてね!
長所
置いた労働者の数だけアクションがパワーアップする方式が素晴らしいこと。ダイスを降る個数が増え、直感的にパワーアップを体感できるのも良いですね。
いろんな要素が得点になること。そのためいろんな戦術を試してみたくなります。ランダム性とは違う形でリプレイしたくなる仕組みといえます。
短所
ゲーム中の繰り返しが多い印象が強いこと。資源獲得→得点変換の流れの中の、資源獲得フェーズが長いのもそれに拍車をかけています。
序盤・終盤と強いアクションがわりと明確なため、プレイ体験も似たようなものになりやすいこと。繰り返し遊ぶには拡張セットを入れるなどの変化が必要だと思います。
ベストプレイ人数
4人らしいです。7割以上の人がベストと投票しています。たぶんアクションスペースにあまり人数別の調整がないからでしょう。個人的には少し疑問かなと思います。
なぜなら、人数が増えるごとに待ち時間・ダイス判定時間が伸びます。なので、ちょうど良い人数を探した方が良いでしょう。
2人は待ち時間の面で最適です。8割以上の人が推奨していますが、ベスト人数ではないという見方が主流です。3人は十分に良く、個人的には3人がベストかなと思っています。
投票上は4人ベストです。ゲームはやや繰り返しが多く、間延びした印象もあるので4人は冗長に感じやすいのでは?と思います。僕は3人派です。
個人的な感想
2008年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品です(同年の大賞は『ケルト』)。また同作者は『サンクトペテルブルグ』などの有名作をデザインしています。
ゲームの方は基本はシンプルで欲しい資源に労働者をたくさん置けば、たくさんダイスを降ってもらえるという分かりやすさ。赤ポーン受賞作なだけあります。分かりやすいです。
問題は得点の複雑さ。ごちゃごちゃ入り組んでいて、何がどう得点になるのか掴みにくいです。近年のいろいろ得点方式に比べると各段に分かりにくいです。
プレイ回数は3回ほど。全てボードゲームアリーナで遊びました。様々な拡張セットを入れて遊べます。気になる方はプレイしてみると良いでしょう。
個人的には資源獲得→得点変換の流れの資源獲得のところが長く感じました。お湯が沸くまで時間かかりすぎな印象。でその長い部分が繰り返しなのでさらに…という感じです。
終盤のインフレも若干行き過ぎな気がします。得点になるカードや建物を軒並み買い合う展開になります。ちょっと調整・洗練度で現代のゲームに劣るかなという印象があります。雰囲気はあるのでゲームバランスを重視しないプレイヤーなら楽しめると思います。
大佐さん曰く「雰囲気はある。しかし、繰り返しの部分が長く感じやすい。ぽっこりお腹が出たメタボなゲームで、もっとしゅっとしてほしかった」とのこと。