ボードゲーム

『スーパー・メガラッキー・ボックス』レビュー

楽しいビンゴゲーム!連鎖を決めて、ライバルに差をつけよう!

目次

ざっくり解説

 1~9の数字が書かれた3×3のシートを複数枚使ったビンゴゲームです。ランダムに抽選される数字を消していき、列が揃うとボーナス。シートが完成すると得点になります。

 面白い点は回数限定で数字を調整できる「雷」の存在です。どこでこれを切るのか凄く悩みます。列ボーナスでもらえることもあるので上手に使いたいです。

 これを4ラウンドやってラウンド間にはシートの追加があります。最も得点の高い人が勝ち。シンプルなビンゴゲームにちょっとしたアイデアが加わったゲームです。

基本はビンゴゲームだよ。列ボーナスには数字マスを埋める効果のものがあって、これが連鎖を生むことも。どんどん完成すると気持ち良いよ!

長所

 連鎖ボーナスの気持ちよさ。列ボーナスの中に数字マスを埋めるボーナスがあります。これがどんどん連鎖していくことがあります。とにかくこれが気持ち良いです。

 中毒性が高くハマること間違いなしのゲームデザイン。気軽に遊べて繰り返し遊びたくなるゲーム性です。箱に書かれたスペシャルに楽しいゲームという文句は伊達じゃないです。

短所

 駆け引きの要素がほぼないこと。月の個数以外に競うものはないため、プレイ人数によってはほとんどソロプレイに感じることも…。

 確率調整がやや乱暴なこと。1~9の数字が2枚ずつの18枚から9枚取り除くという、やや乱暴な調整が気になります。これにより出ない数字がとことん出ないことも(笑)。

ベストプレイ人数

 3人です。月の個数ボーナス以外にほぼ駆け引きの要素がありません。3人だと最多得点と最小失点とおとがめなしの3人に綺麗に分かれます。月の個数が一番面白く活きます。

 2人は月の個数がめちゃ大事になります。約85%ぐらいが推奨しています。あとの人数も9割以上が推奨ととどの人数でも良いといえます。

ベスト3人。月の個数の優劣がかなり効く人数なのでです。2人は月ゲーになることも。何人でもほぼ良い寄りでベストが3人って感じです。

個人的な感想

 ほぼソロプレイの確率マネージメントゲームです。ビンゴゲームに競争の要素と戦略の要素を上手く加え、中毒性の高いゲーム性に仕上げるとは間違いなく天才です。

反面、ベースがビンゴゲームなので駆け引き要素の無さや、差のつきにくさが気になります。ここら辺はもう少し遊んでみて検証してみても良いかなと思います。

 何にせよ、出す場面に困らずこれからのファミリーゲームのスタンダードになりえる存在といえます。素直に凄いゲームをデザインしたなと思います。

 プレイ回数は5回ほど。実プレイ2~3回、デジタルで2回です。個人的には何で差がつくのか遊んでいてかなり謎に思います。不思議なプレイ感です。

 正直、僕個人は確率マネージメント+コンボとしてみれば『ヴィア・マギカ』の方が面白い気がします。より万人向けの『ヴィア・マギカ』といったゲームかなと思います。

 間違いなく良作。しかし、僕個人には合わないかもと思っています。そんなポジションのゲームです。凄いゲームなので一度は遊んでみる価値はあります。

大佐さん曰く「良いゲーム。ただ、噛み合いとコントロールしてるという思い込みがぬぐい切れない。この辺次第で評価が変わるかも」とのこと

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