ボードゲーム

『多重塔』詳細レビュー

袋から塔を手探りで引いて、積み上げる!不思議なゲーム!

 こんばんは、大佐です。クニツィアの傑作建設ゲームの『多重塔』を紹介したいと思います。

 当記事ではこのゲームの魅力とルールを分かりやすく解説しております。是非最後までご覧いただければと思います。

基本情報

タイトル多重塔
デザイナーライナー・クニツィア
発売年2019年
プレイ人数2~4人(3、4人ベスト
プレイ時間45~60分
流通状態流通中(5,720円)
言語依存一部、英語・独語テキストあり
BGG平均レーティング6.7/10点(評価数233)

ゲームの概要

 このゲームでは8色の仏塔を建設していきます。仏塔は6段のパーツからなり、上の階ほど小さくなります。仏塔は袋に入れて、手探りで引いて建設します。ここが最高にユニークなところです。

 仏塔の建設に貢献すると瞑想ポイント(お金)が貰えます。それを使い英知タイル(勝利点)※1や、その他ゲームを有利にするアイテムを購入できます。

 最終的には英知ポイントの高い人が勝利します。高くそびえる仏塔の如き英知の高みに到達するのは誰か?そういうゲームです。

「英知」タイルは本来のルールでは「叡智」という難しい方の字ですが、本記事では多くの人に馴染みある「英知」で置き換えて説明したいと思います。

内容物の説明

 まずは何はともあれゲームボードです。これを使ってゲームをします。様々な置き場を兼ねており、思ったより機能が多いです。

 次に仏塔です。全8色で6段あります。仏塔を袋に入れて手探りで引きます。また各仏塔にはそれの完成予想のギャンブルをする落成タイルがついてきます。詳しくは後述します。

 次にプレイヤーが受け取る一式となる、仏僧コマ。アクションタイル、捧げものコマ8色セットです。

 次に残りの特殊タイルです。全部で4種類あります。

  1. 買う勝利点の「英知タイル」
  2. 条件をクリアすると獲得できる「目的タイル」
  3. 買い物や勝利点集めを有利にする「優位タイル」
  4. 自分の手数を増やす「追加アクションタイル」

 最後に目的タイルです。これが困ったことに現状のエディションでは英語ないしはドイツ語なのです。しかしよく見れば、我々日本人目線ではアイコン化されているとも言えなくもありません(背景の漢字1~2文字)。

準備

 まずゲームボードを広げます。仏塔を全て袋に入れてよく混ぜてください。それができたら、ゲームボード上に所定の位置にタイルを置いていきます。

 その次にプレイヤーは色を選びます。以下のワンセットを受け取ります。

  • 自分の色の仏僧コマを受け取り、ボード上の瞑想メーターの0に置きます。
  • 自分の色のアクションタイル3枚セット
  • 捧げものコマの8色セット

 ゲームボード右側から、ここには仏塔の建設予定地と落成タイル置き場があります。対応する色の置き場に落成タイルを置きます。

 次に左側です。ここには特殊タイルを置いていきます。

 タイルを置く時の基本のルールとして、同じ種類のタイルの購入コストには違いあります。必要コストが高いもの、中間のもの、安いものがあります。複数枚あるタイルに同一コストのものはありません。

 それらは安いものを原則として上に、高いモノを下に積み上げます。要は早く購入した人が安く買えるのです。

 上記の安いものが上ルールを全てのタイルに適用します。その上でゲームボードにタイルを配置していきます。上から順にいきます。

  • 最上列に英知タイルを勝利点ごとに分けて置きます。
  • 2段目に優位タイル2種類と、追加アクションタイル3種類を置きます。
  • 瞑想メーターに自分の仏僧が置いてあるか確認してください。
  • 瞑想メーターの下2列に目標タイルを置きます。2個枠と6個枠に分かれていますが、2個枠の方にゲーム終了時に貰えるものを置きます。

 残る下段は目的タイル8枚を以下の図のように配置します。6枚のタイルはどのように置いても構いません。

同じ種類のタイルはコストの安いものが常に上です。早く買った人が安く購入できるわけです。

 その後、スタートプレイヤーを適当な方法で決めます。ゲーム開始です。

手番の進行

 手番は時計回りに進行します。手番では初期では3枚のアクションタイルがあります。このアクションタイルを使って行動していきます。

 3つのタイルに全てにそれぞれ選択肢が3つあります。タイル1つにつき3つから1つ選んで行動できます。タイルは0コスト、4コスト、6コストかかるものがあります。

 つまり最初の1手は無料、ダブルアクションから追加コストがかかります。このコストは瞑想ポイントで支払います。なので最初は使えません。

このゲームで一貫してコストという単語は、瞑想ポイントを要求するものだと覚えてもらって結構です。

 これらのタイルでできるアクションは以下の3つです。

  1. 仏塔の獲得
  2. 仏塔に捧げものをする
  3. タイルの購入

 どれもシンプルな選択肢です。順番に解説していきます。

1.仏塔の獲得

 このアクションでは仏塔のパーツを袋から1つ引けます。袋から手探りで仏塔のパーツを1つ袋から引いてください。

 欲しい階層の大きさ手探りで当てましょう。色だけはランダムなので引いてみるまでわかりません。

 あくまでもこのアクションは仏塔パーツを引くだけです。建設はフリーアクション(手数消費なし)で出来ます。詳しくは後述します。

2.仏塔に捧げものをする

 このアクションは各プレイヤーが持つ8色の捧げものコマを使用して行います。それぞれの色は各仏塔に対応しております。例えば、ピンクのコマはピンクの仏塔にしか捧げられません。

 やり方は建設中の仏塔を1つ選びます。仏塔のパーツには全てちょうど木コマが入るスペースがあるので、そこに捧げものコマを置きます。

  • 手持ちの捧げものコマは各仏塔用に1つずつです。一度捧げた仏塔に再び同じプレイヤーが捧げることはできません。
  • 建設中の仏塔の現在の一番上の階にのみ捧げられます。例えば、4階まで建った仏塔の3階に差し込むことはできません。
  • 捧げものを置いた階層数+2点の瞑想ポイントを得ます。つまり1階に置けば3ポイント、4階に置けば6ポイントです。
  • 獲得した瞑想ポイントだけ瞑想メーターを進めてください。
  • 捧げものコマは全ての仏塔の1階層ごとに1コマしか置けません。つまり早い者勝ちです。
  • 最上階には捧げものはできません。

一番勿体ないのは捧げものコマが使われずに、仏塔が完成してしまうことです。それまでに使い切りたいです。

3.タイルの購入

 ここでは瞑想ポイントを消費してタイルを購入することができます。1回あたり1枚のタイルが購入できます。ざっくり言えば以下の種類のものが買えます。

  • 英知タイル(勝利点)
  • 優位タイル(買い物コストの低減・勝利点のブースト)
  • 落成タイル(仏塔の完成予想ギャンブル)
  • 追加アクションタイル(手数を増やすタイルです)

 詳しい説明はタイルの効果で後述します。タイルに描かれたコスト分の瞑想ポイントを支払って購入してください。支払った分のポイント分、瞑想メーターを後退させます。

 ざっくり言えば、建設・捧げもので稼いだ瞑想ポイントを勝利点に変換するアクションという側面もあります。非常に重要なアクションです。

一部のタイルは非公開情報

 このゲームでは勝利点に関わるタイルは非公開情報です。具体的にいうと

  • 英知タイル
  • 目的タイル
  • 石灯篭タイル
  • 完成済み落成タイル(未完成のものは公開)

 以上の4種類が該当します。これらの情報は非公開にし、他のプレイヤーにはわからないようプレイしてください。

 落成タイルのみは対象の仏塔が完成するまでは表向き、それが完成(6段目が積まれれば)裏向きにしてください。

その他のアクション

 その他のアクションには以下の2つがあります。以下の2つはアクションタイルを使わずに実行できます。要はフリー(手数消費なし)のアクションってことです。

  • 仏塔の建設
  • 目的タイルの獲得

仏塔の建設

 「1.仏塔の獲得」で手に入れたパーツをボードに配置して、建設するアクションです。手番中にボードに配置できる仏塔の数に上限はありません。たくさん引けばたくさん配置できます。

 仏塔は全6階建てです。それぞれの階層を飛ばすことなく建設する必要があります。例えば、ボード上に何も置いていない時は1階を、3階が置いてある時は4階を必要とします。

 自分の手元にあるパーツが、ボード上の同じ色の仏塔の次の階層の場合、建設してください。これは権利ではなく強制です。

猫さん

今ボード上にある同じ色の仏塔の次の階を引けば建てられるよ!例えばこんな感じ(上図)だね!

 建設可能な仏塔を持っているのに、建設しないという選択肢はとれません。ゲームが破綻するので禁止されています。

建てられなかった仏塔

 手番終了時に建設できなかった仏塔パーツを1つだけ手元に残せます。残りは袋に戻す必要があります。これは手番終了時に行います。

 つまり、1つだけパーツを保管でき、かつ同じハズレのパーツを2回引くことがないようになっています。

小さな瞑想

 これは単に仏塔を建設した場合です。瞑想ポイントを獲得します。獲得数は「今建設した階層数分」のポイントを貰えます。例えば2階を建設すれば2ポイント。3と4階を建設すれば3+4の7ポイント貰えます。

深い瞑想

 こちらは今建設した仏塔の下(つまり建設前の最上階)に捧げものコマがある場合です。捧げものコマは誰が置いたものでも構いません。

 捧げものコマがある階層の上の仏塔を置いた場合、瞑想ポイントを本来の建設時に貰えるポイントにボーナスで2点余分に獲得します

捧げものは置いた時と、上に仏塔が置かれた時と2回2ポイントを生むと覚えておけばOKです。

手番の瞑想ポイント獲得例

猫さん

青の3階と4階を一気に置きます。合計7瞑想ポイントゲット!

回し者バード

ピンクの3階を引いたけど、2階には捧げものがありますね。3階分+捧げもの2点の5ポイントゲット!

目的タイルの獲得

 目的タイルの条件をクリアしていれば、その目的タイルを獲得します。目的タイルは全部で8枚ありますが、ゲーム中に獲得できるのは6枚だけです。

 目的タイルは単に1勝利点なだけです。それ以上の効果はありません。また獲得時に裏向きにして伏せて獲得するので、早い者勝ちです。

 後から条件を達成したプレイヤーに奪われることはないと思います(それなら裏向きに獲得する意味が分からないので)。

 まずはゲーム中に獲得できる6枚を解説します。

  1. 捧げものを4色分行う(四)
  2. 捧げものを8色分(全て)行う(八)
  3. 英知タイルで5勝利点を獲得する(五)
  4. 英知タイルで10勝利点を獲得する(十)
  5. 最初の仏塔の完成(6階層目を置く)(一)
  6. 瞑想メーターが30以上に到達(三十)

 下記の2つはゲーム終了時に獲得できる2枚です。ここでは画像の説明だけに留めます。詳細は「ゲームの終了」項をご覧ください。

タイルの効果

 ここでは購入可能なタイルの効果を説明します。

英知タイル

 英知タイルは単なる勝利点です。同じ勝利点のタイルが各3枚ずつあり、コストは安い・中間・高いものがあります。安いものから順に積まれており、早く購入した人ほど同じ勝利点を安くで入手できます。

追加アクションタイル

 この3種類は手番にできるアクションを追加でさせてくれるタイルです。これを購入すると本来の2手目の追加コストの4瞑想ポイントより、各段に安いコストで手数を増やせます。

 2手目の起動コストが4瞑想ポイントなので、3~4回起動すればこれらのコストに負けてしまいます。なので、追加アクションタイルはどれかは購入した方が良いと考えています。

 ただし、仏塔の建設だけは無制限にできると強すぎるのか、使用毎に追加で2瞑想ポイントが必要なバランス調整になっています。

落成タイル

 落成タイルはざっくり言ってしまえば「仏塔の完成に賭けるギャンブル」です。完成しそうな仏塔の色のものを購入し、完成すれば4勝利点。しなければ0点というタイルです。8瞑想ポイントで買うことができます。

 仏塔は8つあってそのうち4つが完成します。つまり2分の1に賭けるギャンブルといえます。

 落成タイルは各色の仏塔毎に1枚ずつあり、それぞれ早い者勝ちです。同じ色に2人が賭けることはできません。

 本記事では、誰かが購入して予想が的中して、完成した仏塔の落成タイルのことを「完成済みの落成タイル」と呼ぶことにします。

 各色の落成タイルは、その色の仏塔が完成すればゲームから取り除かれます。つまり、後出しじゃんけんは許されないのです。

優位タイル2種類

 優位タイルは2種類あります。

  1. 市場タイル:タイル購入コストを1枚ごとに2瞑想ポイント下げる
  2. 灯篭タイル:完成済みの落成タイルと、英知タイルの勝利点を1枚毎に1勝利点になります。

 市場タイルは買い物戦術で必須のタイルです。これと買い物追加アクションと組み合わせて、英知ポイントをガンガン買っていくのに活用したいです。

 灯篭タイルは英知・完成済みの落成タイルの枚数が多いと非常に強いです。対象となるタイルが5枚あれば5点になるので、対象タイルが5~6枚あればかなり良い働きが期待できます。

ゲームの終了

 ゲームは4つ目の仏塔の完成(4つの仏塔が6階まで建設される)ことで終了します。英語ルールを見るにただちに(immediately)とあるので手番の途中でも終了しそうです。

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終了時の目的タイル2枚の分配

 終了条件を満たした時に分配される目的タイルは2枚あります。

  1. 終了タイル:4つ目の仏塔を建てた人が獲得します。
  2. 瞑想ポイントタイル:瞑想ポイントが最も高い人が獲得します。

 2のタイルは複数人が該当する場合があります。その場合は誰も獲得しません。箱に戻してください。

勝利条件

 プレイヤーは完成済みの落成タイル、英知タイル、目的タイル、灯篭タイルを表向きにして点数を公開します。合計得点の多い人が勝者です。

 同点時に特に優劣をつける要素はありません。勝利を分かち合いましょう。

まとめ

 最後にまとめです。長々と説明しましたが、基本は3択から選ぶのを繰り返すだけです。

瞑想ポイントについて

  • ぶっちゃければお金です。これを消費して買い物やアクションをします。
  • 仏塔の建設、捧げものをすることで獲得できます。
  • 瞑想メーターで全員分を一括管理します。

アクションタイルを必要とするもの

  1. 仏塔の獲得
  2. 仏塔に捧げものをする
  3. タイルの購入

 これらのアクションはアクションタイルを使うことで行えます。最初の手持ちのタイルだと1手目は0コスト、2手目から瞑想ポイントを支払うことで追加アクションができます。

 追加アクションタイルを購入することで、手数を増やすことが可能になります。

アクションタイルを必要としないもの

  • 仏塔の建設
  • 目的タイルの獲得

 これらのアクションはアクションタイルを必要としないものです。何度でも無料で行えます。

1.仏塔の獲得

  • 仏塔パーツを1つ袋から引きます。1回につき1つです。
  • 手探りでちょうど良い高さ(大きさ)の塔を狙って引きます。
  • このアクションでは引くだけです。建設は無料アクションでできます。

2.仏塔に捧げものをする

  • 今持っている捧げものコマと同じ色の仏塔に捧げものができます。
  • 捧げる仏塔の最上階に捧げものコマをはめ込んでください。
  • 既に誰かがその階層に捧げものをしている場合、あとから捧げものはできません。早い者勝ちです。
  • 捧げた階層の高さに+2ポイント足した瞑想ポイントを獲得します。例えば3階に捧げたら3+2の5ポイントです。

3.タイルの購入

  • タイルを1つ選び購入します。1回につき1枚までです。
  • 瞑想ポイントを支払って購入します。
  • 複数枚あるタイルのコストは安いのが上です。早く購入した方が得です。
  • 勝利点に関するタイルは非公開情報です。裏向きの一山にして置き、自分だけが確認できます。
タイルの種類

 詳細はタイルの種類をご覧ください。ここではざっくりに留めます。

  • 英知ポイント:勝利点です。
  • 追加アクションタイル:アクションの数を増やせます。建設のみ追加コストが必要です。
  • 優位タイル:点数を追加したり、タイルの購入費用を下げます。
  • 灯篭タイル:英知・完成済み落成タイル1枚につき勝利点1点

仏塔の建設(手数消費なし)

  • 仏塔コマを建設するアクションです。
  • ボード上の仏塔の1つ上の階層のもののみが建設可能です。
  • 手番中に建設可能な仏塔があれば、必ず建設してください
  • 建設できなかった仏塔は1つだけ手元に残せます。
  • 手元に残した1つを除く、未建設の仏塔は袋に戻します。
簡素な瞑想
  • 塔パーツを建設した際に、瞑想ポイントが貰えます。
  • 瞑想ポイントは自分の建設した階層数分貰えます。例えば5階なら5ポイントです。
深い瞑想
  • 塔パーツを建設した時に、捧げものがある階層の上に塔を建設した場合に追加の瞑想ポイントが2点発生します。
  • 捧げものは誰が置いたものでも問題ありません。
  • ざっくり言えば、捧げものタイルは「置いた時」と「上に塔が置かれた時」に瞑想ポイント2点を生みます。

目的タイルの獲得(手数消費なし)

  • タイルに描かれた条件を達成すれば獲得できます。
  • 所定の個数の捧げものをする。所定の点数分の英知ポイントを買う。最初の仏塔を完成させる。瞑想ポイント30点で貰えます。全6枚。
  • 獲得済みの目的タイルは裏向きにして非公開とします。なので早い者勝ちです。

ゲーム終了

  • 4つ目の仏塔が建設されれば、手番の途中でも直ちに終了します。
  • ゲームを終わらせた人と、瞑想ポイントを一番持っている人に目的タイルを分配します。後者は複数人が該当すれば獲得者なしです。
  • 完成しなかった落成タイルは、箱に戻すとより分かりよいです。
  • ここで非公開の勝利点を全て公開して、点数を比較します。最も高い人が勝者です。同点の場合の優劣はありません。共に勝利を分かち合います。

間違いやすいところ・疑問に思いやすいところ

  • 目的タイルは一度獲得すれば非公開情報です。おそらく所有権が変わることはなく、先取りしたプレイヤーのものでしょう。
  • 建設は塔を引くのとセットで行いがちですが、独立したアクションです。ゲームの終了条件が絡む時とかに覚えておくと得します。
  • 市場タイルの効果は重複します。低減されるコストは0まででマイナスにになることはありません。
  • 捧げものは置いて、被せてどっちも2点と覚えれば間違いないです。
  • 落成タイルは、同じ色の仏塔が完成して初めて勝利点扱いです。それまでは公開情報です。完成したら非公開情報にしてください。
  • 建設可能な仏塔を引いたならば、必ずそれを建設する必要があります。
  • ゲームの終了は4つの目の仏塔が完成した瞬間です。手番の途中でも中断してゲームを終了します。

評価と感想

 まずは公平に良いところと悪いところに触れていきます。

  • 袋から6重の塔のパーツを手探りでちょうど良い高さを引くというなかなかない奇妙なゲーム性
  • 奇抜なメイン要素に対し、脇を固める要素のバランスの良さが素晴らしい!クニツィアブランドと言えます。
  • 6重の塔がめちゃくちゃ写真映えする
  • 3つのアクションどれに注力するかで戦術の幅がある。
  • 3つのアクションの特化戦術がじゃんけんのような相性関係になっている。有利な戦術を被せよう!

  • 塔を手探りで引くのですが、目的の階層を引く能力に差が出やすい。
  • 袋から塔を引く時に階層間違いを無くす方法がある(※1)。不正なのかどうか公式の見解が欲しい。
  • ボーナスタイルが完全にドイツ・英語なこと。
  • 特定のプレイヤーを止めるのが難しいところ。
  • 追加アクションタイルを購入しない理由がほぼないこと。すぐに分かりますが(笑)。

※1:チート(不正)なのか気になる技術として、袋の中で塔パーツを引かずに組み合わせると、階層間違いが無くせることがあります。色間違いはなくせません。

どんな人におすすめ?

 ルール・プレイ中の判断の難しさからゲームの難易度を「本格ゲーム」としました。ある程度その下の「ファミリーゲーム」に慣れてからのプレイをお勧めします。

 主な指標としては同作者の『エルドラドを探して』か有名作品の『カタンの開拓者』が楽しめるなら問題なく楽しめると思います。

 袋から塔のパーツを引くというゲーム性は一見大雑把かつ、奇抜で類を見ません。それでいてゲームバランスはとても良いです。不思議なゲームです。ゲーム慣れした人には一度はプレイしてもらいたい作品の1つです。

ベストな人数

 3人か4人かは答えが出ておらずどちらでも良いとのことです。僕個人としては3人ベスト説を提唱しています。

 個人的には4人だと諸々の取り合いが厳しくなります。捧げものは全5階層を4人で取り合うことになります。1階は誰も置きたがらないのでお察しください(笑)。

 特に初回のプレイは3人を強くお勧めします。3つのアクションの特化も住み分けられますし、一番バランスの良い人数ではないかと思います。

個人的な感想

 袋から塔のパーツを引くというゲーム性は非常にユニークです。階層間違いを無くす方法をとっても、色間違いはなくせません。確率計算してパーツを引く必要があります。

 メイン要素はとても奇抜なのですが、脇を固める要素はバランスが良く驚かされます。凄い手堅いゲームです。特に『交易王』が気に入った人は、是非プレイしてみることをお勧めします。

 良いゲームだと思います。ちょっと要素が多いのがネックですが、同作者の『エルドラドを探して』が楽しいと思えるなら問題なく楽しめます。埋もれるのは勿体ない作品です。是非遊んでみて欲しいです。

推定プレイ回数3回
僕のPlay:game点数評価7点/10点(良いゲーム。大抵プレイしたい)
今後の予測変動幅6~8点

『多重塔』を買う!

 まだまだ現行流通品です。新品ならば現在、「楽天市場」の「イエローサブマリン」が在庫一掃セールの対象品として扱っています。ここがお勧めです。

 中古ならば安定の駿河屋さんですね。送料無料のラインが実質5000円なので何か合わせ買いが必要ですが、一番安くお求めできるかと思います。

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