ボードゲーム

『タルギ』レビュー

砂漠の民の交易ゲーム。獲得した物品を部族の繁栄のために活用しよう

ざっくり解説

 砂漠の民の交易をテーマにしたゲームです。このゲームでは資源の獲得・交換を繰り返しながら、部族に役立つものを購入していきます。部族の繁栄を目指すゲームって感じです。

 各アクションのやり方は5×5のカードの四隅を除く、外周のアクションカードに、自分のやりたいアクションの場所にコマを置きます。俗にいうワーカープレイスメント方式です。

 本作のユニークなところは、自分のコマ同士が縦横で交差する場所のアクションがボーナスでついてくることです。自コマの交差点をうまく考えることが本作の面白さです。

 また自分のコマの対面に相手はコマを置けません。うまく相手のコマをブロックすることも大切になります。それらを駆使して最も勝利点を稼いだ人が勝ちのゲームです。

外周にコマを置いて、自コマの交差点のアクションがボーナスでついてくるゲーム。アクション効率の追求と相手を縛るバランスが絶妙なゲームだよ。

長所

 自分のコマ2つの交差する場所のアクションがボーナスでつくシステムが面白い。これにより交差する場所軸に考えるか、外周のアクションを優先するかのジレンマがあります。

 ガッチガチの実力ゲーの顔していながら、めくれ運もあるバランス感覚の良さ。相手の行動を縛ることも大切だけど、どうあっても縛り切れない要素やめくれ運もあります。

短所

 コマを置く場所を考えるのが難しいこと。1コマが果たす役割は多く(相手の配置制限、交差点のボーナス)、たぶん万人に受けるタイプのゲームではないでしょう。

 蜃気楼アクションが強すぎる気がします特に先手番だとほぼ確実に好きな中央のカードにアクセスでき、どう転んでも防ぎようがないのは人によりストレス要因たりえます。

ベストプレイ人数

 2人用ゲームなので2人です。現状、拡張セットなどでも増加することはないですし、多人数版も存在しなさそうです。

多人数版を作るとボードの広さが凄いことになりそうだからね(笑)。2人で5×5だから、4人だとその倍の10×10欲しいことになるのかな?

個人的な感想

 2人用ゲームの傑作と名高い作品です。ワーカープレイスメントとしての悩ましさ+自コマ同士が交差する場所のアクションができるユニークなシステムが特色です。

 日本語版のパッケージはアニメ風のイラストになっており、そんな雰囲気を感じさせませんが、ゲームは質実剛健としたガチンコ実力勝負の渋いゲームになっています。

  アメリカのサイトのBGG(Board Game Geek)でも高順位にいて2012年にボードゲームのエキスパート部門の賞にノミネートされた実績があります。国内レビューサイトでも好意的な評価が多く、人気の2人用ゲームといって差し支えないでしょう。

 プレイ回数は3回ほど。プレイした感想としては相手を適度にブロックしながら、小さくコツコツ積み重ねていくことが大切なゲームといった印象です。

 個人的には先手蜃気楼アクションで「次のターン相手はコマ2つしか置けない」を買われたときの不快感が凄く苦手です。どうしようもないハメです(笑)。やられるとキツいです。

 よりミスをした方が勝利から遠のく、点差がつくと相手のミスを期待するしかない(あるいはそれ寄り)のゲームは苦手です。僕の本作の印象はそのように思いました。たぶん積極的には遊ばないと思います。

大佐さん曰く「小さな積み重ねが大事なゲームで、先手から”次コマ2つでよろしくカード”買われると投了したくなる」とのこと。賛否が分かれる要素だね。

 

こちらの記事もおすすめ!