ボードゲーム

『ティナーズ・トレイル』レビュー

炭鉱の水を抜こう!炭鉱をテーマにした時間マネージメントゲーム!

ざっくり解説

 炭鉱をテーマにしたゲームです。炭鉱を競り落として、そこを掘削して鉄とスズを採掘してそれを高く売ることを目指します。売ったお金を投資して勝利点を稼ぎます。

 それらのアクションを10の時間ポイントを使って行います。強いアクションほど所要時間が多いです。また残り時間が多い人が常にターンを行います。

 この『パッチワーク』などで見られる時間マネージメントが売りのゲームです。与えられた時間とお金をどこに投下するか。インベストメント(投資)ゲームです。

画像はBGGから木コマの造形が素晴らしいですね。

与えられた時間とお金をどこに突っ込むかが大事なゲーム。できるだけ炭鉱から堀った金属を高くで売ろう!基本はシンプルなゲームだよ!

長所

 残り時間の多い人が常にターンを行うシステムが素晴らしい。このため時間消費の少ない弱いアクションを刻むことも大切になります。

 ボードゲームといえば木のコマというのを分かっているデザイン。細かな造形の木のコマが充実しており、これ欲しさに購入したくなるでしょう。

短所

 基本は金属の価格が高い時に売るしかない寄りなゲーム性。まあ、運転資金に困らない程度には売らないといけないので、そう簡単ではないのが救いです。

 お金で勝利点を買うという直球すぎるデザイン。何かのボーナスの取り合いなどもなく、所要時間の割にゲーム性はやや単調といえます。パターン化するのが早いかもです。

ベストプレイ人数

 3人です。一応人数別の調整はありますが、人数に応じて十分なキャパ(アイテム数・炭鉱の数)などが確保できているかと言われると疑問です。

 4人は十分に良いです。しかし、ベスト投票は3人の半分以下に減ります。5人に至っては競りゲームなのに2人より良くないとのこと。

 やはり元が2008年のゲームだけあって人数別の調整はレトロな部類です。ソロもプレイ可能ですが半数以上がおススメしないとのこと。まあ、競りゲーですからね(笑)。

ベスト3人。やるなら3~4人が良いでしょう。2人も許容できるならアリ。5人は2人より良くないです。ソロは…忘れても良さそうです(笑)。

新版で追加された要素

  • 発見カードの登場。炭鉱を競り落とした時にコストを払ってプレイすると、金属類がプラスされたり、水を減らすことができます。
  • 様々なシチュエーションのソロプレイの追加。ヒ素拡張、海外移住拡張などがあり、たぶんソロプレイ限定だと思うのですが色々な遊び方ができます

個人的な感想

 元々は作者のワレスが世界1500部限定で出したゲームです。2008年にこのシリーズを出し、この1500部限定シリーズは高値でやり取りされていました。同作者の『オートモービル』なんかも元1500部限定でした。

 『パッチワーク』や『テーベ』で登場した時間ポイントシステムは、もっと採用するゲームが増えて欲しいと個人的には思います。個人的に好きなシステムです。

 プレイ回数は3回程度。ボードゲームアリーナで遊べます。1回は第二版。2回はアイリーキャットの最新版を遊びました。BGAで遊べるのは最新版です。

 個人的にはゲームは60~90分かかる割に単調な印象です。基本は運転資金に困らない程度に売り、金属が高騰したターンに一挙に掘りつくすプレイしかない印象です。

 また競りも最低入札価格がないのが気になります。現代ならほぼ必ずあるといっても過言ではないシステムです。ここらへんが2008年のゲームなんだなとも思います。

 悪くはないのですが、現代の進化したゲームたちと張り合うのには少し物足りないかなと思いました。ワレスが好きな人にはおススメできます。

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